アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
玉野競輪場で「ひろしまピースカップin玉野(G3)」が12日から初日を迎える。 初日の8R 一次予選を走る西田優大に話を聞いた。
9連勝特進で8月からS級デビューを決めた西田。初めての記念出場となった向日町記念の二次予選では逃げて清水裕友とワンツーを決め、力の強さを見せ付けていたのが記者の印象に残っている。その後に京王閣記念を走り、記念は今回で3回目の出走となるが、「記念を走るのは3回目だけど、まだまだ慣れないですね(苦笑)」と少々自身なさげな表情。
自身がなさそうな感じではいたが、普通開催では決勝常連といってもおかしくない戦歴だし、四日市では惜しくも準優勝だったが、あと一歩でS級初優勝も見えてくるくらいの力は持っている。そんな西田にS級に上がってからのことを聞いてみると「警戒されてしまうとなかなか…。S級で走ってみて、脚はまだまだだなと感じる。脚力の底上げはもちろんだけど、目先の勝利よりもどのレースでもいいパフォーマンスができるように練習はしっかりやっています」と口にした。
そして、今回が初めての地元記念となるが「地元記念っていうのはあまり気にしていないけど、いいパフォーマンスができるようにしっかり練習してきたし、いい状態で入ることができたと思う。今開催で松浦さんとの連係ですか? 今回は直前に町田君が欠場になってしまいましたからね(苦笑)。でも、誰が後ろでもいいレースをしたいっていう気持ちは変わらないので」と口にした。
ちなみに練習は広島から離れ、ここ玉野で練習しているようで「今は広島を離れて玉野で練習をしているので、師匠の吉本さんとは一緒に練習はしていないんですよね。玉野は同期やバンクにくる若手の選手達と一緒にやっています。玉野は風が強い? 自分は風も寒さも苦手なんですよね(苦笑)」
「ポーカーフェイスだから読めない」とどこかの選手が口にしていたのを思いだしたのだが、本人に聞いてみると「表情は元々読みにくいって言われるんですけど、内心では凄く緊張しているんです。緊張しいなので(苦笑)」と内心はまだまだほやほやの若手選手であった。
今開催は松浦との広島連係が期待されるが、まずは一戦一戦『らしい』走りで魅せ、ひとつでも上のレースを目指していく。