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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で22日から「PIST6 Championship」のサードクォーター ラウンド7が開催されている。順位戦A(1R)に出走予定の牛田樹希斗に話を聞いた。
以前より「フェラーリに乗って子供達に夢を与えたい」と言っていた牛田。
なんと先月の頭に念願だったフェラーリを購入したそうだ。
ローンでの購入だが、意識的にも変わってきたことがあるという。
「初めは支払いの為に稼がないといけないと思っていたけど、その気持ちが競輪でもいい刺激になってきたんです。最近は競輪の調子も上がってきた。まずはA級1班の点数を取って特選スタートできるように。段階を得ながらステップアップをしていきたい」と今後に向けて意気込んでいた。
「滝沢(正光)先生が言っていた『人はやらなきゃいけないという状況にならないと強くなれない』という言葉があるのですが、本当にその通りだなと実感しました」。
現行競輪では積極的な若手らしい走りを見せてくれるが、PIST6では単騎戦という事もあり、しっかり着を狙う組み立てを意識しているという。
一次予選は一番人気の大西祐の捲りにマークしての2着スタートを切ったが、二次予選は3番手から切り、木村皆斗の番手に飛び付こうとするも上手くいかず、捲り追い込むもコースが空かず悔しい5着で決勝進出を逃してしまった。
「今回は仕方ないですね…」と言いつつも、今回も決勝進出を狙っていただけに、悔しい表情を浮かべていたが、決勝は逃したものの、牛田はまだまだ成長著しい若手選手。
今は『賞金を稼ぐ』という目標を糧にまだまだ力を付けていく。
そして最後に、実は…と話す牛田。「実は新しく作ったユニフォームの袖に入っているのは渡邉晴智さんの奥さんが経営しているお風呂屋さん。自分の事を家族全員で応援してくれているんです。感謝を伝えられる様にも頑張りたい」という話も聞かせてくれた。
『子供達に夢を与える存在になりたい』という大きな目標を胸に、牛田はこれからも突っ走っていく!