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四日市競輪場の「泗水杯争奪戦(G3)」が10日に最終日を迎えた。 最終日の12R S級決勝で新山響平が22年の競輪祭以来の優勝、通算5回目の記念優勝を成し遂げた。1着~3着に入着した選手のコメントを紹介したいと思う。
優勝 新山響平
「寺崎君にフタをされるような展開は作戦の段階で考えていたけど、中野君が落ち着いていました。中野君のカカりが凄かったですね。バックで少しタレていましたが、まだ踏んでいた。寺崎君に隙を与えて捲り頃になってしまいましたね。自分も止めるなり何なりができればよかったけど、これを次に活かせればいいですね。今開催が久々のナイターってことで時差ボケみたいな感じがあったけど、4日間で何とか合わせられたと思う。そこから競輪祭に迎えるのは大きいと思う。このあとの練習で遅めの時間に体を動かすってこともやっていければ。しばらく優勝できていなかったのは正直、引っかかっていた。結果を出せていないなと。人の後ろからでも優勝できたのは嬉しい。ここからまた短期間だけど、追い込んで調整ができたら。ただ、優勝はできたけど、今開催は中野君が凄く強かった開催。状態はいいとは言えないけど、仕上げていきたい。賞金の520万は大きいけど、(賞金ランキングが上がっても)ちょっとくらい。賞金ではなくこの次の競輪祭でも優勝ができれば」。
2着 寺崎浩平
「位置はどこでもよかったし、取れたところから北をどうするか。押さえていってそのまま併走でもよかったけど、中野君が引いたので。本当は新山君のところの番手まで行きたかったけど、結果大森さんのところになってしまった。踏んだけど、思ったよりも中野君のダッシュがよくてタイミングが合わなかった。車間を切ってまわしていたけど、詰まりが悪かった。(佐藤慎太郎に絡まれたけど)最後は脚で粘られたので、収穫はあったと思う。ただ、新山君に出られてもそれを乗り越えられないといけない。今年の前半は悪かったけど、後半戦で修正できた。その流れを切らさないようにしたい」。
3着 佐藤慎太郎
「2着までには行きたかったね。響平のあの仕掛けだったし、自分が2着で売れていたから決めたい気持ちはあった。でも、寺崎に一車出られてからあの踏み替えしでしたからね。あれが限界でしょう。もうちょっと脚があればもうちょっと行けたかもしれないけど、これが今の現状ですね。今回に関しては響平が確実に優勝を獲りにいった。寺崎を限界まで引きつけてから、プロフェッショナルな仕掛けだったと思う。GP争いで切羽詰まっている時期だし、これがまた違う時期なら後ろに有無をいわさない仕掛けになると思う。この時期の響平の立場を考えればそれがベスト。中野の踏み出しは強烈だったし、そこで脚を削られたのもある。今後の課題ですね。他のラインがペースを上げて千切れ待ちっていうのもね。今後そういった隙を見せないようにっていうのは課題ですね」。