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四日市競輪場の「泗水杯争奪戦(G3)」は10日に最終日を迎えた。 最終日の3R ルーキー企画レース『ルーキーシリーズ2024プラス』を制した1着~3着に入着した3選手に話を聞いた。
初手は⑥山崎歩夢-①伊東佑晟-②遠藤拓巳-③谷内健太-④栗山和樹-⑤久田朔-⑦船山真生の並び。はじめに切った久田に乗った谷内が打鐘で叩いて先行態勢。2番手の久田が車間を空けながら様子を見ていたが、3番手を取った山崎が最終ホームから一気に捲って1着。伊東が追ったが、2番手の久田がスイッチして2着に入着した。
1着 山崎歩夢(福島・19歳)
「スタートで出て、入れるところがあったら入ろうと思っていたけど、誰も取らなさそうだった。それならSを取っちゃおうと思った。早めに押さえに来なければ先行してもいいかなと思ったけど、残り2周で来たので、出させて入れるところに入った。あとは自分のペースで捲ろうと思った。1周半から先行のペースが上がるなら構えで2コーナと思ったけど、谷内さんが流しながらの先行だったので、ホームから行きました。(早期追い抜きで)4ヶ月走れなかったけど、いい感触で踏めた。単騎戦なので全開で行くと後ろに行かれてしまう。所々流しながら踏めました。4ヶ月間練習してきたことが自信に繋がって積極的なレースに繋がったと思う。4ヶ月走れなかった不安は大きかった。楽しみながらというよりは不安を抱えながらでしたね。次は川崎開催。特昇は意識しないけど、一走一走全力で走った結果で積み重なっていけば」。
2着 久田朔(大阪・21歳)
「外枠だったので、スタートは頑張っても中団くらい。それなら後ろから残り2周で前に行った方がいいと思った。真後ろの山崎君がホームくらいで来るとは思ったけど、山崎君の加速が凄くて反応できなかった。先に行けたらよかったけど、脚が足りなかった。伊東さんを出させたら終わりだし、そこだけ頑張った。山崎君が強すぎました。次は地元の岸和田。勝てるように頑張りたい」。
3着 伊東佑晟(三重・22歳)
「山崎君が前でその2番手の位置は理想。本当は付いて行きたかったけど、歩夢の加速が凄くて出だしがキツかった。登りでもあったので…。久田君に出られてしまって、外併走していたのはキツかった。本当は付いて行ってゴール前勝負が理想だった。こんなに多くの声援をもらったのは初めてなので緊張した。たくさんの声援をもらったので1着を取りたかったですね。(今回は記念なので)S級の強い選手がいっぱいいるけど、自分も追いかけられるように頑張っていきたい」。