グレードレース

【第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGⅠ】トリマクリ!開催展望

2024/10/15

10月17日から「第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ)」が開幕する。舞台は昨年に続いて弥彦競輪場だ。今年は9人のS級S班が勢揃い。ナショナルチームの選手は世界選手権のため不参加も、ハイレベルな戦いには変わりない。今年、残されたGⅠレースはあと2つ。グランプリ出場争いも佳境を迎える。

「輪界最強」古性優作が連覇へ挑む!

 連覇に挑むのは古性優作だ。オールスター競輪GⅠではファン投票1位の支持に応えて見事に優勝。しかし、前走の共同通信社杯GⅡではオール2着の準優勝。まさかの未勝利に終わった。それでも「大会連覇」の権利は古性だけ。“最強”の男は、しっかりと立て直してくるはずだ。
 “最速”脇本雄太も黙っていない。前走の熊本記念は連日、圧巻のスピードで勝ち上がるも、決勝は見せ場なく不完全燃焼で幕を閉じた。ここに向けて心技体を仕上げくるだろうし、18年、20年と当大会(いずれも前橋開催)は2度の優勝経験を誇るだけに大会相性も後押しする。



 地元地区からは若き新エース・眞杉匠が中心となって、関東地区を牽引する。後半戦に入って2度のGⅡ優勝と巻き返しムード。時折見せる、ヨコの動きもセンス抜群で柔軟な走りは頼もしい限り。ダービー優勝で「S班復帰」を決めた総大将・平原康多や吉田拓矢らを引っ張っていく。



 勢力増す南関東地区は役者揃い。既にグランプリ出場が決まっている郡司浩平、北井佑季に加え、深谷知広、松井宏佑、岩本俊介らが参戦。特に深谷は前走の熊本記念優勝で賞金ランク10位に浮上。年間最多勝争いも単独トップ(35勝)に躍り出た。幾度も連係実績を重ねている仲間と勝ち上がりを目指してグランプリ出場権利をグッと引き寄せたい。



 グランプリ王者・松浦悠士はグランプリ出場に黄信号、「獲るしかない」状況だ。それでも2場所前の岐阜記念で優勝し、前走の熊本記念でも準優勝と流れが変わってきたのはプラスだ。盟友の清水裕友は共同通信社杯で落車し「腰椎横突起骨折」の診断。熊本記念を欠場し、ここに向けて最善を尽くしてくるはず。



 S級S班2人を擁する北日本地区も戦力充実。グランプリ争いへ新山響平、佐藤慎太郎はここが正念場。昨年当大会3着、今年のオールスター競輪ファイナリストの渡部幸訓や守澤太志も高いレベルを維持している。



 九州地区は共同通信社杯で3選手が決勝へと勝ち上がった。3人でのビッグ勝ち上がりは意外にも2年ぶりだったそうで、一つの壁を乗り越えた。エースの嘉永泰斗も徐々に元気を取り戻しているし、九州勢一丸となって強敵に立ち向かう。

 

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