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高松競輪 2日目 5R 5番車
寺師幸成 選手
記者「初日は器用な一面も見せてくれましたね。」
寺師「突っ張ろうと思ってたんですけど、出られちゃって…。すぐに行こうとしたんだけど、フタされちゃってちょっとイラっとしてドカしました。練習でもヨコはやっているので何ともなかったですよ。基本は先行で戦います。」
記者「寺師選手は33歳なんですね。」
寺師「サラリーマンをやってたんですよ。伊藤ハムで。運動は高校までは陸上をやっていたけど、その後は何にもやっていませんでした。最初は働きながら目指していたんですけど、練習がキツくてこれじゃダメだと思い切って仕事を辞めて専念することにしたんです。それで合格することができました(笑)。」
記者「オールドルーキーだし、早く上に上がってその分まで稼がないといけませんね。今の目標は?」
寺師「北井さんや皿屋さんみたいに最前線で活躍する先行選手です。二人とも僕と同じように歳をとってのデビューですし。目標とする選手ですね。」
恵まれた体格を活かし先行でメキメキと頭角を現してきた寺師。「競輪」に必須の闘争心も持ち合わせ、これからの飛躍に期待できる逸材だ。近況は突っ張り先行をメインに戦っているが、初日に見せた動きを見ると将来的には位置を取っての捲りもいけそう。戦法の幅が広がれば、相手がやりにくくなり勝ちやすくなる。先を見据え南九州のオールドルーキーが突っ走る!