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宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(GII)」が13日に開幕。10Rの一次予選に出場する松浦悠士に話を聞いた。
グランプリ覇者が窮地に立たされている。
3月のウィナーズカップでは準決勝の落車で左手小指と薬指を骨折。6月の高松宮記念杯では失格と今年は特別競輪の成績欄に「漢字」が目立つ。
オールスターでは初日のドリームレースを制して好発進を決めるも、(特秀で)痛恨の落車失格。松浦は「シリーズを通して焦りがあったのはあったし、良いレースができなかった」とふり返った。
気になる怪我の具合はというと、「診断は右臀部の打撲。骨は折れていないけど、右股関節の内出血がひどくて。10日間、入院して退院後も何日間かは体調が優れなかった。徐々に良くなってからは練習もできて、直前の感触でも良いものはあった。出場するつもりでギリギリまでやってきて、走れると判断した。何とか間に合った感じですね」と説明した。
注目の初戦は中四国別線を選択。
「四国二人の後ろを固めたこともあるけど、三宅さんが付いてくれるので別でやろうと言った。後手を踏まないように位置を確保したい」と話し、当地の特徴についても「カカったらカカるので、シリーズを通して前々にはいかないと。今できることを精一杯やりたい」と言及。
逆境をはねのける王者の巻き返しに期待したい。