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向日町競輪場の「大阪・関西万博協賛 開設74周年記念平安賞(G3)」が7日に3日目を迎えた。3日目の9Rで通算300勝を達成した櫻井正孝に話を聞いた。
高久保雄介と緒方将樹の踏み合いを飯野祐太が捲って、続いた櫻井が差し切って通算300勝を達成した。
節目の勝利を決めた櫻井は「本当に気にしていなかったけど、飯野さんが最高のプレゼントをくれましたね。自分はスタートだけ本気で取りに行きました。飯野さんが抜群の仕掛けをしてくれて、下りの加速でこれは行けるなと。安心して付いていました。スタートで脚が一杯だったのか、自分はホームで口が空いてしまったので(苦笑)。飯野さんはポテンシャルの高い選手。自分は自力から下りた身なので、本当に凄いなと」と自身の1着を喜びながらも飯野を賞賛していた。
「300勝を達成したけど、何も変わらない。追い込みになってからは前のお陰で1着を取れているし、自分は300勝もできる選手だと思っていなかったので。でも、自分がやってきた成果なのかなと。思い出の1勝ですか?何もない…。っていうよりも自分は恒に緊張しちゃうんですよ。早死にしちゃいますよ(苦笑)。毎レース緊張して自分を高めちゃうけど、それの積み重ねなのかな。自分だけの実力じゃないけど、自分も頑張りつつ、(後輩達を)育てつつ頑張っていきたい」と追い込みとなった現在は前の選手の頑張りを称え、感謝の気持ちも述べた。
300勝は通過点だし、北日本からはまだまだ若手選手もどんどん出てくる。自身の役目を全うしながら、コツコツと1勝を積み重ねていく。