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前橋競輪場の「報知新聞社杯(F1)」は1日に初日を迎えた。 中83日の欠場期間を経て初日1Rで復帰戦を果たした川崎健次に話を聞いた。
川崎は6月の豊橋ミッドの初日特選で落車し、骨盤輪骨折の大ケガ。そこから中83日の欠場期間を経て今シリーズに復帰したのだ。
「骨を折った直後は本当に痛かった。約1ヶ月半くらいは脚を釣りっぱなしだったかな。そのあとは松葉杖で生活していたけど、その時も痛みはありましたね。お医者さんには復帰までは5ヶ月くらい掛かるよとは言われていたけど、3ヶ月も経たずに復帰できた。かなり急いだ感じになったけど、お医者さんも日付を何度か確認していたくらいに驚いていました(苦笑)。どれくらい走れるか分からないけど、まずは3日間無事に走り切りたい」と話してくれた。川崎の復帰を喜ぶ選手も多く、多くの参加選手から声を掛けられていた。
初戦は加藤健一-三ツ井武-川崎の3番手スタート。「自分は復帰戦だし、自分が休んでいる間も三ツ井君も頑張っていただろうから」と折り合っての並び。裸カマシとなった山田祐太の番手に加藤が入り、捲ってのラインワンツースリーを決めて復帰戦で勝ち上がりを決めた。
レース後には「これは未知のモガきだ…(苦笑)」とかなり苦しそうにしていたが、嬉しそうな笑顔も垣間見えた。「自分が得意な低速のスピードではあったけど、ここまで長い距離を練習ではモガいていなかったから、かなりキツかった」とまだまだ完全ではないものの、勝ち上がりを決めて好スタートを切った。
準決勝は初日に早めの仕掛けで動きの良さを見せた房州輝也にS級復帰へと上を目指す成清貴之の後ろとなった。好メンバーが揃った準決勝だが、まずは無事に今シリーズを走り切って、次へ繋げたい。