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【PIST6】前回失格の悔しさを晴らした佐藤幸治が久々のV!

2024/08/20

 千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「8月第3戦」が20日に幕を閉じた。最終日のナイト12R決勝で優勝した佐藤幸治に話を聞いた。

 初手は山田義彦-佐藤幸治-守谷陽介-阿部架惟都-松崎広太-畝木聖のコース順。ペーサーが外れる残り3周では誰も動かず、残り2周半で4コースから阿部が仕掛けて行ったが、山田が併せて踏み合い。阿部は併され後退したところを松崎広太がすかさず行こうとするが、絶好の2番手回りとなった佐藤が併せて捲った。佐藤の真後ろの守谷がピッタリ巧追。捲り切れなかったものの、3着に松崎が粘り込んだ。

 前回は決勝で2着入着も失格判定。その直前の熊本開催の最終日には1着入着も誘導妨害で失格の判定となっており、悪い流れが続いていた。かなり悔しい気持ちがあったと思うが、その悔しさを晴らすように悲願の優勝を掴み取った。

 「1月振りの優勝は嬉しい。最高です!」と表彰式では嬉しさを表した。

 「まさか目の前の山田君があんなに前々に踏むとは思わなかった。嬉しい誤算ですね。松崎君や畝木君が飛んで来るとは思っていたので、来たら併せようと考えていました。来たと思い、射程圏に入れながらいい感じに出ることができたと思う。今開催は割としっかり動くことができた。前回は決勝で失格だったので、それを取り戻せたかなと思う。次に走るのはいつになるか分からないけど、そのときはタイムトライアルでもっとタイムを出したいですね」と決勝のレースを振り返りながら優勝の嬉しさを噛みしめているように見えた。

 そして、現行競輪は現時点であっせんが決まっている富山記念。そのあとは重大失格のペナルティでしばらくは斡旋停止となるのだが、「今回はいい感覚で行けたと思う。富山のあとはしばらくレースを走らないけど、次に繋がることができれば。弾みを付けていければいいですね」と締め括った。

 悪い流れを断ち切って、優勝を掴み取った。しばらくはお客さんの前で走れないが、またさらにパワーアップをした姿でお客さんの期待に応える走りを見せて欲しい。

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