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松山競輪場の「施設整備等協賛道後温泉杯争覇戦(G3)」が11日に幕を閉じた。 最終日の12R S級決勝で1着~3着に入った選手のコメントを紹介したいと思う。
優勝 新田祐大
「片岡君の動きを見過ぎましたね。真鍋君ラインが締まり気味のところで行ってしまったので、飯野さんと宿口さんは難しくなってしまった。(地元勢が)想定をしていなかったんだと思う。打鐘前から打鐘で流しているようだったので、自分の意欲を見せようと思って踏んだら、真鍋君のスイッチが入った。結果地元のところで勝負する形になってしまったのは申し訳ない。後ろにも難しいレースになってしまったけど、その位置で勝負することになった。バックで出たけど、後ろがどうなっているか分からなかった。飯野さんかもしれないし、被らないように行こうと思った。最後は福島君とゴール前勝負をしようと思って全力で踏みました」。
「(長期欠場から復帰してからは)長い時間離れていて、G3(前橋)からこなしていって、レースで足りないところだったり、自分ができる特徴だったりを活かしながら走れていると思う。ここがゴールではないし、今日でオリンピックが終わって、強いメンバーが戻ってくる。日本の競輪がまた一段と変わると思うので、そこにうまく対応できるように日々精進していきたい。自分がGPに出られる可能性は競輪祭で優勝すること。チャンスを掴めるように、まずは競輪祭の出場権を取って、そこに向けて全力で調整することですね」。
2着 福島武士
「新田君がどこかで何かを仕掛けて来るのは想定していた。内は締めていたつもりなんだけど、審判がセーフと判定しましたからね。吉田君も頑張っていたし、入れる考えもあったけど、2コーナーでは厳しかった。新田君の捲りに付いて行って、抜けるかと思ったけど、うまくペースに入れられた。(今回の結果で)競輪祭の権利は取れたので、そこに向けて備えていきたい」。
3着 原誠宏
「どこかで新田君は来るかなと思っていた。それが踏み合いか、位置取りになるかは分からなかったですが…。自分は油断して空けてしまった。その後は吉田君が頑張ってくれて新田君に脚を使わせていたし、これもラインのお陰。状態は徐々に良くなっていると思う。(今回の結果で競輪祭の出場権利を決めて)正規でG1に出るのは初めてだし、これからの練習にも気合が入ると思う」。