【松山競輪 施設整備等協賛競輪道後温泉杯争覇戦GⅢ】 1着が増えてきた日高裕太「まずは初戦を突破したい」

松山競輪の「施設整備等協賛・道後温泉杯争覇戦(G3)」は8日に初日を迎える。 9Rを走る日高裕太に話を聞いた。

　日高は昨年、9連勝特進でS級に昇格。上がり始めは苦戦をしていたように思えたが、昨年の末くらいから少しずつ成績をまとめてきた。まだまだムラはあるものの、今年に入ってからは2回の優出と存在感を見せ始めている。

「S級に上りたての頃はムリヤリ自分から流れを作ろうとしていたけど、最近では流れに乗るように意識し出したら着が良くなってきた」と話した。

「ただ、まだ(グレードレースでは)初戦突破できていないので、まずは勝ち上がれるように頑張りたい」と苦笑いを浮かべながらも初戦へ意気込んだ。

そして、ここ最近は静岡勢に話を聞くことが多かったのだが、静岡バンクは現在年末のGPに向けて改修工事中。それについて聞いてみると「11月くらいまでバンクが使えないので、最近は街道がメイン。自分はバンクに入った方がいいんだけど、仕方がないですよね(苦笑)。でも、やっと街道に慣れてきたところなんです。伊東は1時間半くらいかかるので、なかなか時間を取りにくいんです…」と少々苦労しているようだが、後もう少しの辛抱。最近は師匠の鈴木良太の調子が良さそうだし、師匠の勢いをもらいながらまずは初戦突破を目指す。