グレードレース

【別府競輪 オランダ王国友好杯GⅢナイター】好調の小川勇介

2024/07/25

上昇気流に乗っている小川勇介

 

2場所前の小倉で行われた吉岡稔真カップでは悲願の初制覇。あの優勝は多くの競輪ファンに感動を与えるレースだった。本人も「師匠の冠レースは絶対に優勝したかったし、自分にとってG1タイトル以上のモノです」と喜びを爆発させていた。

 

そんな小川は直前の立川でも好走し優出。今回迎えた別府記念の初日は同期の盟友・北津留翼に乗って渾身の差し切りを披露した。

「基本的には翼に任せていたけど、突っ張るという感じだったので。だったら何としても残さないといけない。道中のペースも良かったし、これは誰も来られないなってスピードだった。最後は車間を斬って抜きにいったけど、思った以上に自転車が流れてくれました」と振り返る。

 

 

結果だけ見れば4角絶好を生かした形だが、実際のレースを見ると追い込みとして完璧な援護をしつつ差し切る好内容。車間を大きく開けて失敗する選手もよくいるが、小川は華麗にワンツーを決めた。

「状態は数字通りで良くなっている。今回も練習できたし悪くない。暑さ?もう20年近く選手をやっているし、そこら辺の対応はできているので」

 

 

2場所前の優勝から確実にひと皮むけた小川。持ち味のタテ脚がキレている今はまさしく狙いたくなる選手だ。

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