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京王閣競輪場の「TBカップ&潤徳会杯&報知杯(FII)」は7日、最終日を迎える。8レースのチャレンジ決勝を走る丸林駿太に話を聞いた。
甲子園を目指していた元・高校球児の丸林。父は師匠でもある一孝(81期)だ。
デビューから一年が経ち、この一年をふり返ってもらった。
「自転車経験がない分、競輪が分からなかった。だからこそ先入観なく、前々に積極的な力を出し切る走りを貫いて、組み立てやレースの流れが分かってきた段階。一年かけて、土台は作れたと思う」と語る。
「父からも『まずは突っ張り先行を主体に』と。カマシや捲りなら、脚だけで行けるかもしれないけど、それではラインで決められないこともあるし、上に上がった時に通用しないので。今は仕掛けるタイミングを間違えないようにやっている」と芯の通った考えを持っている。
決勝の並びは長い話し合いの結果、松本一志に丸林-川野深-藤田洋平の西で結束することに。「自分は前でやるつもりだったけど、みんなで話し合って藤田さんの提案もあり、まとまることになった。自分はまだ優勝がない。番手を回してもらった以上、しっかり優勝を狙って頑張りたい。番手の経験は少ないけど、やれる事を」。
やや緊張の面持ちだったが、中途半端が一番だめ。川上隆義-川越宏臣の関東勢、単騎の高橋舜ら脚のあるルーキーたちが相手だし、激しいタテ勝負になりそうだ。