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玉野競輪 2日目 5R 2番車
室井 蓮太朗 選手
記者「復帰して一走しましたが、感じはどうですか?」
室井「(鎖骨にプレートを入れた)まだちょっと痛みはありますね。ずっとローラーとワットバイクだったんで、踏むだけで引きが出来てませんね。ちょっとはバンクでモガいたけど、良い感じではなかったです。」
記者「1着でも?」
室井「本当ならもっと楽に勝てていたかなぁって思います(笑)。」
記者「蓮太朗選手は将来、どんな選手を目指していますか?」
室井「小さい頃から父(健一)もそうだし、(室井竜二)竜ちゃん、徳島勢みんなのレースは見てました。その中でオグさん(小倉竜二)がかっこよく見えて憧れですね。僕も将来はオグさんみたいな信頼されるマーク屋になりたいです。今からこんな事、言ってたら怒られないですか?」
記者「小倉選手も若い時からマーク屋になるために、番手に競りに行ったり、自分で場所を取って捲ったりしていましたよ。」
室井「そうですよね。今は僕も自力でやっているけど、段階を経て、自力屋から自在屋、マーク屋と変わっていきたい。」
記者「自力で戦っている今、目標にしている選手は?」
室井「松浦(悠士)さんですね。どんな相手でも柔軟に対応出来る。長い距離でも躊躇無く、仕掛けていく。あのスタイルはみんな嫌がるでしょ。僕も相手から嫌がられる選手になりたいですね。サマーナイトの決勝なんて犬伏さんが本気で踏んだら離れると思ってました。アレを付いて行くんですよ!信じられませんよ。僕も一緒に練習しているから分かる。アレはムリです。ほとんどの場合は犬伏さんが加減して踏んでくれるけど、あの時は本気だったでしょ。マジで尊敬です。」
偉大な選手に囲まれて育ち、練習環境も抜群の室井。相手が嫌がる選手になりたいと話す辺りは流石だなと思った。大体の新人選手は自分がこうしたいと話すが、それは相手が簡単には許してくれない希望の話し。室井選手が将来、偉大なマーク屋に化けるかもしれないと感じた。