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佐藤慎太郎『脚は6割、気持ちが5割!』
オールスターの落車で「10日間完全休養していた」ことを考えれば、初日の2着はまずまずだったと思うが、レースが終わって検車場に戻ると厳しい自己ジャッジ。
「落車明けじゃなきゃ躊躇することなく平原(康多)の内まで行ったんだけどね。雨も降っていたしちょっと怯んじゃった。結果は2着だけどただ内に降りただけ。何をしたかと言えば、後ろのコースを潰しただけ」。
確かに、良いときの慎太郎なら、忍者のようにサササっと内に入って突き抜けていたような気もするが、復帰戦でこれだけ走れれば上出来というのは見ているこっちの素直な感想。
「落車の影響はそんなに感じなかったね。もうちょっとバ~ンっていうのが欲しい気もするけど、1本走ったことで手応えは掴めたと思う。前検日も言った通り、今開催は脚力6割、気持ち5割で、結局10割オーバーしちゃったよ! って感じかな(笑)。それでお願いします!」。
どんな状況でもしっかり『オチ』を用意しているのはさすがで、周りの記者を一通り笑わせたあとはすぐに真剣な顔で自転車整備に取りかかった。