アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で25日から「PIST6 Championship」のセカンドクォーターラウンド3が開催されている。
最終日の準決勝B(5R)に出走予定の神山拓弥に話を聞いた。
二次予選Aでは4コースからのスタート。残り2周半で緩やかに上昇した神山は前受けの石田洋秀と真後ろにいた小笹隼人を併走させながら先行体勢に入った。
小笹の動きを警戒し、一車も出させる事なく残り1周からスピードを一気に加速。前に出てから一車も出させる事なく、押し切っての連勝ゴール。
レース後には「車番的に真後ろの小笹君は来るだろうと思っていた。小笹君は絶対に飛ぶことはないと思ったし、浮かせるような形で外併走をさせて脚を使わせた。そうすればその後ろに居る木暮(安由)さんも仕掛けづらくなるからね」。
「2周半駆けたので余裕はなかったけど、自分のやりたいことが出来て満足です。自分で言うのも何ですが…巧いなと(笑)。『競輪脳』が働きましたね」とニヤリ。
神山の術中に嵌まってしまった小笹は検車場に戻ると「神山さんに巧く併されました…」と悔しげだった。
競輪さながらの巧者振りを発揮し、予選の2走共にアグレッシブな走りを見せつけ、連勝で勝ち上がった神山。
2走終えての状態面は「脚のダメージはあるけど、行くところで行けていて反応も悪くない。前回の宮杯で落車をしたけど、その影響もなさそうだね」とのこと。
準決勝に関しては「河端(朋之)さんと当たらない事を祈ります。それだけです!(苦笑)」と締めくくった。