第75回高松宮記念杯(6月11日~16日)に出場する
福永大智選手(113期・大阪)にお話を伺いました。
ー星野「地元のG1開催が始まります。ここに向けての調整面はいかがですか?」
ー福永「いつも以上に気合いを入れて練習してきました。なので、地元で目立つレース
をしたいですね」
ー星野「目立つレースといいますと?」
ー福永「G1戦はここまで全日本選抜競輪と日本選手権競輪の2つ走りましたが、どちらも満足できる結果ではありませんでした。なので、高松宮記念杯は地元・岸和田での開催ですし、下手なレースは出来ないと思っています。目立ちたがり屋な性格って訳ではないんですが、インパクトある競走をしていきたいですね」
ー星野「そうなんですね!近況では、ウィナーズカップで先行逃げ切りもありました。あれは、かなり目立つ競走だったと思いますが」
ー福永「ウィナーズカップの初日は、南さんが付いていたし、カマすよりも自分のペースで駆けた方がチャンスはあると思ってましたが、逃げて押し切れたことは自分でもびっくりでした。
でも、あの1着は後ろについてくださった南さんのおかげですね。それに、ウィナーズカップでは、最終日も南さん、稲川さんとラインで決めることが出来ました。捲ってじゃなく逃げての結果だったのは良かったなと思っています」
ー星野「最近はより積極的に動いている印象もありますがご自身ではいかがですか?」
ー福永「自分の中で最大限良いレースをして良い着を取ろうとしている結果だと思っています。相手によって逃げたほうが良い時は逃げる。捲れるだろうって時は捲りに構えるレースをする。でも、捲りに構えても毎回1着が必ず取れる訳ではないじゃないですか。じゃあ、長い距離を踏んだほうが後悔もないと思うんです。ウィナーズカップの時のように頼もしい先輩方も近畿には沢山いますし、そう組み立てる事が良い着に繋がるなって思っています」。
ー星野「意識的に変えたわけではなかったんですね」
ー福永「そうですね。戦法には特にこだわりはないんです。先行先行と思っていると逆に難しい部分もある。逆に捲りって決めて組み立ててしまうのも危険です。だから、決めて走るのではなく、レースの中で勝てるチャンスを見つけている感じです」
ー星野「その方が難しそうですが…」
ー福永「確かにそうですね。でも、そのタイミングを自分で覚えていけば大丈夫だと思っています」
ー星野「初めての地元のビッグレース、福永選手の走りを応援しています。では、最後に皆様にメッセージをお願いします」
ー福永「高松宮記念杯競輪は構えて終わりのレースはしてはいけないと思っています。 だから、流れに任せて、しっかり仕掛けて、1つでも上のレースを走れるように初日からがんばります!応援よろしくお願いします!!」