アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
奈良競輪場の「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は6日、初日を迎えた。S級一次予選(11R)で1着の地元の元砂勇雪に話を聞いた。
競走得点が右肩上がりの元砂。好調の要因について「いつも前の選手が頑張ってくれるおかげです。落車せず怪我なくやれているのも大きい」と分析。
追い込みとして着実に成長中だ。一次予選は目標の貴志修己が突っ張り先行。元砂は中団外併走から捲り上げた外田心斗をブロックし一発で仕留め、寸チョンでワンツー。3番手の高間悠平まで続いてライン独占の好スタートをきった。
「貴志君はいつも頑張ってくれる。前々回の小田原の最終日も連係して僕は1着が取れたけど、4着に沈めてしまったので今日こそは残せるようにと。外田君が来たのが見えたし自分にできることをやろうと思った。とはいえ、ヨコのスキルはまだまだ。だけど、少しずつ気持ちに余裕が出てきた」と話す。
地元勢5選手の中、ただ一人、1着スタートを決めたが「この開催があるのを直前に知って(笑)。だから、ここに向けてやったとかは特になくて、この先を見据えて気負いなく走りたい。欲を言えば決勝に乗りたいけど、1つ1つですね」とあくまで自然体。
二次予選はメインの12Rの登場で、前は石塚輪太郎に託して3番手には再び高間。しっかりと人気に応えて準決勝へと駒を進めたい。