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千葉PIST6 根田空史が地元で2度目の完全V!

2022/08/30

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で28日から「PIST6 Championship」のサードクォーター ラウンド1が開催された。最終日の決勝(12R)に出走し、2度目の完全優勝を飾った根田空史に話を聞いた。

今回が5回目の参加となる根田。前回は3連勝で勝ち上がるも、眞杉匠に敗れ悔しい決勝3位となった。

今回は新車のルックを投入しての参加。車の進みは良いものの、セッティングの調整とギヤに頭を抱える姿が見受けられた。

先行しての押し切りで3連勝。圧倒的なレースの巧さとパワーで強者達をねじ伏せたが、「セッティングが合わず、いつも使わない所にキテいる。サドルを下げないといけないけど、大掛かりになるから今回は何とかしのぐしか…」と言っていた。

不安を抱えて挑んだ決勝戦は、佐藤朋也-根田空史-橋本壮史-皿屋豊-太田龍希-村田瑞希の並び。真後ろにタイムトライアル一番時計の橋本は『キツいな…』と思ったそうだ。

根田が後方を警戒しながら、最後方の村田が仕掛けると真後ろにスイッチ。残り約2周で村田の番手から抜け出し、先行体勢に入りペースを掴んだ。人気となっていた橋本は太田-皿屋に包まれ巻き返せず。番手に入った太田が迫ったが、押し切って優勝を決めた。

「とにかく橋本君よりも先に仕掛けようと思っていた。まさか逃げ切れるとは思わなかったので、自分がモニターにアップで写るまで優勝したと思わなかった」。

「準決勝が終わった後に思い切ってサドルを1センチ下げた。劇的に走りやすくなりました。少し上げたギヤの感じも良かった」と疲れを見せながらも笑顔で応えた。

最後に優勝賞金の使い道を聞くと「新車の支払いに消えます…」と苦笑い。

曇る表情もあった開催だったが、思い切った判断が功を奏した。

次走のPIST6はまだ決まっていないそうだが、地元での3連覇も間近かもしれない。

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