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四日間にわたって熱戦が繰り広げられた小田原記念は深谷知広選手が平成29年9月の青森記念以来、実に約五年ぶりの優勝を飾りました。
その深谷選手の優勝コメントです
小田原記念優勝 深谷知広(静岡96期)
「久しぶりですね。記憶にないくらいに。落車があったのは残念だけど、優勝は素直に嬉しいです。初手中団は予想してなくて、郡司君が後ろ攻めにこだわっていたので、切って中団なのかなと。衝撃があって自転車が無事であるかを確認しながら踏んで、ホーム戦では行く覚悟をしていたけど前団で牽制が入っていたので思い切って踏みました。感覚的にカマし切れたし後ろは離れているかなって感じだったけど、メンバーがメンバーなので誰も来ないでくれって祈りながら踏んでました。先行して逃げ切りなので、田中さんの落車が無ければ最高の結果でしたね」。
田中晴基選手の落車はありましたが、深谷選手の積極性が連日光っておりも決勝も思い切っていったのが功を奏したレースでした。おめでとうございます。
続いては負け戦から。節目の二百勝を達成したこの人を
6レース 一着 東矢 昇太(熊本97期)
「前のおかげです。下井竜君が行ってくれて。カカってましたね。思い切っていってくれたし、自分は内をすくわれないようにだけ気を付けてました。理想はワンツーだったけど、ワン、スリーなら。近況の流れが良くなかったけど、これで変わってくれればね」
(節目の二百勝でしたけど、その中での思い出の一勝とかありますか?)
「うーん、勝ったことよりも、負けた悔しさの方が多いですからねぇ。強いて言うなら…デビュー戦の地元での一着[2010年7月6日]と次の日のデビュー初優勝ですかね?」
「今は弟(東矢圭吾121期)が出て来て、今はなかなか時間が合わないですが、基本は一緒に練習してます。彼は秘める力はかなり高いと思います。中間速から出切った時の粘りなんて相当なものだし、レースの組み立てだったり、走り方の細かい所なんかだったりを覚えてくれれば、S級でも通用すると思いますよ。今回きている(松本)秀之介であったり、嘉永(泰斗)、上田尭弥、松岡辰泰、伊藤(旭)、兼本(将太)とか同県の周りの強い子たちと良い感じで切磋琢磨してくれれば、将来が楽しみですよ。僕自身もそうですけど、若手からベテランまでお互いが刺激し合って、みんなで底上げしている感じがします。熊本を盛り上げるためにも、みんなで頑張りたいですね」
東矢選手の今後にも期待したいですね。
連日ありがとうございました。