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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「5月第4戦」の決勝が26日に開催。初優勝を飾った大西祐に話を聞いた。
2コースの根本哲吏が斬ってレースを動かすと、1コーススタートの大西祐が2番手に。3番手の三浦翔大は後ろを執拗に警戒し、大西との車間が大きく空いてしまう。残り2周すぎ、大西が根本の内に差し込んでイン先行。懸命に三浦が追い上げるも、前2人のスピードは上がっており、不発。大西が後続を振り切って初優勝を飾った。2着は4番手から外を捲り上げた鈴木伸之、3着は大西マークの根本。
「初優勝、ありがトゥース!」とお馴染みのお笑い芸人・春日俊彰(オードリー)のパフォーマンスで表彰台の頂点に立った大西。「以前、決勝3着で表彰台に立った時に良い景色だった。『この表彰台の頂上に立ちたい!』と思って、その夢が叶って夢のよう」と笑みがこぼれる。
レースをふり返り「将武兄ぃ(加藤将武)や滝本君がいたし誰かしら動くだろうと。ハイスピード戦を覚悟して飛び付こうと考えていたら、根本さんがまず動いて。残り2周で緩んだところで内に差し込んでしまい、シッティングのままインからの先行に。脚を使わずに前に出られたのが大きかったですね。ラッキーでした」と話した。
「僕にはぶっちぎる脚はないし展開や流れが向いた。準決勝で原田君を倒したのも追い風になりましたね。今回はタイムトライアルから小嶋敬二さんや宮倉勇さんが自己ベストを更新して、みんなライバルだけど凄く雰囲気が良かった」と“御大”の活躍に刺激をもらったという。
「後輩の真鍋智寛君に続いて優勝は嬉しい。これでシオちゃん(塩崎隼秀)や吉本哲郎さんにいばれますね」とニコニコご機嫌で検車場を後にした。