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西武園競輪場の「日刊スポーツ&ニッカン・コム杯(FI)」は19日、初日を迎える。8レースのS級予選を走る梶原海斗に話を聞いた。
九州から新たな大砲が誕生した。123期一番乗りでS級に特別昇級した梶原海斗だ。前走の玉野がS級戦一発目、梶原は7、1、2着でシリーズを終えた。
「予選のミスが全て。中団でテンパって、引くか仕掛けるか迷ってしまい自滅しちゃって…」とほろ苦いS級デビュー戦となった。
初戦は失敗も2日目からは仕切り直して2度の確定板入り。敗者戦とはいえ、同型の上遠野拓馬や堀江省吾らを相手に結果を残した。その外連味のない走りからはポテンシャルの高さがうかがえる。
自身も「敗者戦だったからかもしれないけど、出切れれば何とかなりそうな手応えはあった。でも、これが決勝やグレードレースになれば当然、厳しいだろうし、そう甘くはないと思う。もっと場数を踏んでいかないと。分からないことだらけなので」と話す。
123期として注目を集める梶原だが「1人だけっていうのはプレッシャーというか、寂しいので早く同期には上がってきてほしい(笑)」と仲間であり、ライバルたちとの対戦を心待ちにする。