競輪場特集

独り言①(博才の無さ)

2022/06/23

30年ほど前にJリーグが発足。最初は10チームからの総当たり戦。埼玉県民の僕としてはその10チームの中にあった1チーム、浦和レッズを応援する事にした。発足前年のプレマッチ、大宮サッカー場で浦和対鹿島の試合でジーコをみた時は本当に感動し、それもあって浦和レッズの年間シートの購入を決断。購入する為にまとまったお金が必要となり、僕は戸田競艇場に足を運んだ。

 

その時は一般開催でA1数人の参戦。シリーズリーダーはモンスターの異名を持つ野中和夫。僕が戸田競艇場に行った日、野中は二回走り。後半よりも前半の方が相手関係から当たりやすいとみて、そちらの前半戦を選択。財布に入っているほぼ全額、確か3万円強のお金を野中の頭から振り分け、どれが来ても7、8万円になるように舟券を購入。当たれば浦和レッズの年間シート(指定席)が買える!


その僕の期待を背負った野中はまずまずのスタート。しかし最初のターンをくるりとまわって直線向くと2番手。その後は無理をせずというか機力の差なのか結局2等のままでゴール。頭からしか舟券を買っていない僕は当然外れて呆然…。

数日後、そのシリーズは野中の優勝で幕を閉じた。僕が舟券を買ったレース以外はオール1着の準パーフェクトという好成績で。

それがキッカケという訳ではないが、競艇から少し足が遠のいた。もし当たっていれば今頃は競艇の記者になっていたかもしれない。

 

ちなみに浦和レッズの年間シートは身の丈にあった1番安い自由席を購入し、その後数年は駒場サッカー場に常に足を運んだ。いまとなっては良い思い出です。