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久留米競輪場のナイター競輪「第2回オールガールズクラシック(GI)」が26日に開幕。準決勝へはフリーパスとなる12R「ティアラカップ」を制した児玉碧衣に話を聞いた。
尾方真生が先頭で一本棒のまま周回を重ねると、打鐘4コーナーでレースが動く。5番手から児玉碧衣がカマして、久米詩が追う展開。児玉と同門の尾方が必至に抵抗を見せるも、力でねじ伏せてバックで捕らえて、そのまま力強く押し切った。
次位は児玉に飛び付いた坂口楓華、先行した尾方の番手から出た石井寛子との一騎打ちに思えたが、その後ろから外を鋭く伸びた吉川美穂が2着。石井に踏み勝った坂口が3着。
児玉は「初手は3、4番手が良かったけど、後ろになってカマシか捲りの作戦。あの車間はマジかーっていう展開だったけど、自分を信じて自信を持って行きました。4コーナーを回って直線は力んで肩が上がってしまった。その辺りは明日、しっかり修正したいですね」とレースをふり返った。
ハイレベルな一戦に、思わず本音も。
「マジで『これ、グランプリ決まった!』と思えるようなレースだった(笑)。まるで最終日(決勝)みたいな気分だったし、優勝したかなと思うぐらいゴール後もお客さんの声援が凄くて。(体調不良に悩んだ時期をふり返って)体と脚力を戻すために練習を頑張ってきたし、その成果が出て良かった」と安堵した。
先日、発表されたばかりのオールスターファン投票・中間発表では堂々の1位。この知らせに「わ!本当ですか!」と笑みを浮かべると「引き続き良いレースをして、頑張りたい」と決勝をかけた大一番に向けて気を引き締めた。