アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「フォースクォーター・ラウンド44」が12日に最終日を迎える。師弟あっ旋の志智俊夫と出口謙一郎の話を聞いた。
競輪は「自力」と「追い込み」、それぞれの脚質や特徴を活かして数人の選手が「ライン」と呼ばれるチームを組んで戦う。ラインは、同県や同地区の選手同士で組むのが一般的で、ほかには師弟、同期など、さまざまな関係性でラインを組むことも。(師弟関係についてはひとつ前の記事をご一読ください)
ラインを組んだ選手は味方である競輪に対して、PIST6は個人バトルでラインは存在しない。いつもは味方であるはずの選手が、ライバルとなるのだ。そんな普段では見られない選手のガチンコバトルは、PIST6の魅力のひとつである。
今シリーズ参戦中の志智俊夫と出口謙一郎は師弟関係にあたり、ともに準決勝進出を決めた。互いに口にはしないが、対戦を心待ちにしている様子。
弟子の出口は「志智さんは優しく的確なアドバイスをくれる。本当にお世話になりっぱなし。でも、今回はライバルです!志智さんの先行?やりますね~」とニヤリ。
二次予選、残り2周半から踏み上げロング先行で押し切った志智は「弟子を意識?自分のことで精一杯だよ(笑)」と息切れ。
「出口は息子と同い年。素直で良い子だし、大人。自分が24歳の時、もっと子どもだったよ。ポテンシャルは確かだし、練習を頑張れよって。早く(S級で)連携したいな」と弟子の更なる飛躍を期待した。
準決勝での師弟対決は実現せず。志智(4R)は連勝、出口(6R)はハロンベスト更新と両者ともに勢い十分だし、決勝の舞台で師弟対決なるか注目だ。