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立川競輪の「スマートリレー・デイリースポーツ杯(F1)」は9日に2日目を迎える。 2日目のS級準決勝10Rを走る根田空史に話を聞いた。
直前の宇都宮開催では約1年半振りの優勝だったのだが、それも完全優勝。その流れが続いているのか、初日特選は叩いた吉田拓矢の後ろが縺れる形となったところを根田がひと捲りして連勝を伸ばした。
「今年未勝利だったのに、宇都宮から急に流れが良くなった。何も変えていないのに何でですかね。『競輪』は『生もの』だし、急に流れが良くなることもありますからね。選手として1着を目指すのはもちろんですけど、何が起こるか分からないじゃないですか。岩本(俊介)もだけど、記者さんあまり期待し過ぎないで下さい(苦笑)」とつい最近、11連勝し覚醒モードとなっていた練習仲間で同期の岩本俊介の話題を持ち出した。
今回の初日特選は捲り頃の展開になったが、展開が違えば6番手に置かれる可能性もあった。それでも苦戦が続いていた時期もあったし、この流れの良さは引き留めたいだろう。
そんな話をしている中で選手でも苦しんでいる『花粉症』の話題になった。根田もこの時期は花粉症に悩まされているという噂を聞いていたのだが、「昨年のウィナーズカップの時ですかね。小林泰正君から『もしかしたら花粉症の薬の副作用のせいで力がはいりにくくなっているのかも』って聞いたんです。去年は花粉症が酷くて成績もボロボロだったけど、今年は全く薬も飲んでいないんですよ。泰正君のお陰ですね!」と笑いながらエピソードを教えてくれた。
今年の根田の花粉症はどうだろうか、と気になってはいたが問題なさそう。このあとはダービーも控えているし、この良い流れのまま迎えてもらいたいのだが、まずは大事な準決勝をクリアしたい。