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3月5日(火)から2日間にわたって伊東温泉競輪場では卒業記念レースが開催された。 卒業記念レースを走り終えた田野口佳奈(香川・18歳)に話を聞いた。
在所成績は19人中19位ではあるが、記録会で第1回が「D」、第2回で「B」、第3回目で「A」と徐々に評価を上げていった田野口佳奈。
それについて触れると、「評価が上がってきたのは脚力がついてきたからだと思います。最初の頃は着度外視で脚を付けるために先行していたんです。でも、自分は追い込みの方が向いているかもと思って走り始めたら最後の方に着に絡めるようになってきました」と話した。
競走成績は60レース走った中で1着が1回、2着が1回、3着が5回。
初めて1着を取ったときのことを聞くと「その時は雨でした。飛び付いてから捲っての1着。やっぱり初めての1着は嬉しかったです」と笑顔を見せた。
そして、目標とする、尊敬する選手の欄にガールズ一期生でもある荒牧聖未の名前が書いてあった。
その事について聞いてみると「中学校1年生のときに父に連れられて行った高松競輪場でガールズ競輪をやっていて、
その時に優勝したのが荒牧選手だったんです」と競輪選手を目指すキッカケも一緒に話してくれた。
師匠は先輩の福島武士(96期)。高校時代に自転車競技部で活動した後、バンクに入って指導を受けていたそうだ。
高校時代にはケイリンで3位入賞の実力もあるし、養成所でコツコツ頑張り評価も上げていった実績がある。
今回の卒業記念レースは振るわなかったが、『デビューしたら確定板に入れるように頑張りたい』の言葉通り、
その悔しさをデビュー戦のルーキーシリーズでぶつけて欲しい。