グレードレース

【高松競輪 開設73周年記念玉藻杯争覇戦G3】佐々木豪「ブシを少しでも残してあげたくて」

2024/02/17

高松競輪「能登半島支援・玉藻杯争覇戦(GIII)」は17日に初日を開催。初日特選12Rを走り終えた2着の佐々木豪に話を聞いた。

 

 前受けは北津留翼、赤番で岩本俊介が切って犬伏湧也-佐々木豪-松浦悠士の中四国トリオが打鐘手前から叩きに出る。その後ろを単騎の浅井康太が初手から追走し、4人で出切って隊列は一本棒に。このまま3人で決まるかに思えたが、バック7番手から良いスピードで北津留が捲り上げる。番手の佐々木が外へ振り、その中を3番手の松浦が伸びて1着。2着に佐々木、3着に北津留が届いて犬伏は5着に沈んだ。

 

 

レース後、佐々木は「作戦は前か中団かで、ジャン前から行くって感じでした。バックでのスピードも凄かったし、これは残せると思った。でも、目視で見た感覚以上に2テンポ速いスピードで北津留さんが捲ってきた。外から捲ってくる選手を止めるのが仕事だと思っていたし、ブシ(犬伏)を少しでも残してあげたくて。普段は自分も自力だし気持ちは分かるので、仕事をしてあげたいという気持ちだった。残せなかったのは僕の技量不足です」と反省。

 

 明日以降の戦いに向けては「今回は新車で若干、自力寄りの作り。明日が自力の番組なら、そのままのセッティングで行きます」と話した。

 

その直後に2次予選の番組が発表され、佐々木は地元の香川雄介、木村隆弘を率いる自力番組に。9R、別戦の自力は中島詩音に瀬戸栄作で3分戦。このメンバー構成なら、決まり手からしても中島の先行が有力。後ろが地元の香川とくれば、佐々木は後手は踏まない走りだろう。初日、町田大我の番手から気合差しを見せた香川。両者のゴール前勝負に期待だ。

新着コラム

コラム一覧