グレードレース

【いわき平記念・決勝レース後インタビュー】

2024/01/28

1着 新田 祐大

 作戦は前でも後ろでもどこでも。みんなが(前を)取りに行くなら後ろでも。初日一緒に走ってラインとしては上手くゴール前勝負できなかったし、風が強い中のレースも勉強になった。二予、準決も勝つにはどうするべきかとか。(決勝は)ここの位置ってところで庸平君が来たので、新山君の気持ちに応えて踏ませてもらった。連日風が強い中、主導権を取ってくれた後輩、後ろを固めてくれた先輩のおかげでゴール線目掛けて踏み込むことができた。意外にここの記念は走っていなくて、たぶん初めて記念の決勝に乗ったと思う。一番はファンの方の熱い声援が力になった。先頭がなく、人の後ろを走り続けた初めての開催。若い選手が出てきているからこそこうなっているし、後ろの選手としてどうするべきか、援護できる立場になっていかないといけない。力、戦術など不足している部分があるし、GⅠに向けて調整してベストで挑みたい。

2着 窓場千加頼

 初手で前が取れたのが大きいですね。(打鐘前2コーナーで)庸平さんに掬われたのはもったいなかったけど、そのあとは嘉永君が来たのと同時に気持ちを入れて踏みました。記念の決勝2着は嬉しいですけど、新田さんまでの1車が遠いなと改めて感じたし、その差をこれから考えていかないと…。ほんとに今回は同期に恵まれて良い勉強になりました。二次予選は僕が弱気で(古性優作の)後ろを回りましたけど、次からは前を回れるような選手になりたい。これだけのメンバーで走って脚力的にも大丈夫だと分かったし、次のGⅠも強い気持ちで頑張ります

3着 山田 庸平

 泰斗より先に、被る前にと思って仕掛けました。(新田は)番手捲りって分かっていたけど、力勝負でどこまで行けるかと。今回に限らず常にGⅠを見据えて走っているんですけど、今日でいうとGⅠの準決みたいなメンバーだったし、どうにか3着までと思ってレースに挑みました。決勝メンバーが出てからは泰斗の覚悟もいろいろ聞けたし、昨日の九州の話し合いはすごくよかったと思います。別でやるとなったから自分もしっかり頑張ろうと思いました。 

4着 佐藤慎太郎

 2着か3着には入らないといけない展開。応援してくれたファンには申し訳ない。突っ張りだと、2つのラインがサラ脚で飛んでくるので、今日は後ろ攻めの作戦。今後を見据えてバリエーションを増やすのも良いことなので。

5着 伊藤  旭

 前がカカっていたし、泰斗さんが止まったので内に入った。それより、前を回してもらえなかったことが、悔しい。自分のレーススタイルも見つめ直して、泰斗さんと一緒に頑張っていきたい。

6着 神田 絋輔

 あそこまで行く窓場君が強かった。車番が悪いし、後ろより前という感じで。バックで伊藤君とバッティングしたので、きつかった。準決のレースは技量不足だし反省している。古性君の後ろを回った時に、もっと余裕を持って仕事をやらないと。今まで抜いたことがなかったので焦りすぎた。

7着 井上 昌己

 熊本勢と別ということで庸平の気迫がすごかった。九州4人で腹を割って話せたことは、今後に繋がると思う。自分は内に慎太郎さん、外に窓場君もいて、対処が甘かった。あれで外の窓場君をどかせれば、庸平も2着だったと思う。その辺りの追走技術ですね。

8着 嘉永 泰斗

 初手で北日本が後ろ攻めになったのは意外。新山さんのジャンカマシはカカっていたし、ホームで行ったけど併された。旭は自分と戦法が似ているから、よりきつく言ってしまう。2段駆けをやるのは簡単かもしれないが、それでは、旭を含めて、みんなが成長しない。しっかり、みんな自分のスタイルを確立して、九州のラインの底上げになればと思っている。若い子も増えてきたし、そこは自分もしっかり見せていかないといけない。

9着 新山 響平

 前受けから突っ張りの作戦はなかったし、見ての通りで後ろ攻め。今日はそれが一番いいと思った。だけど、思った以上に早く失速した。地元の新田さんが優勝してくれたし、それは良かったと思う。。S班の選手として、次の全日本選抜も責任を持って走りたい。