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フリーアナウンサーとして活躍中の星野めぐみさんがトリマクリ初登場!! 開催の注目選手をピックアップして独自の目線でインタビュー!!
今回は開設74周年記念GⅢ 和歌山グランプリ(1月11日〜14日)に出場する島川将貴選手(109期・徳島)にお話を伺いました。
-星野「昨年は優勝9回、振り返っていかがですか?」
-島川「1年で9回の優勝は過去一番多かったですね。特に、11月末の高知、続く松坂のシリーズは連続で優勝することができ、そうなると次の地元戦も優勝したいって気持ちが強くなって、そのおかげか地元戦も優勝する事が出来ました」
-星野「2023年の締め括りは3場所連続の優勝でしたね。好調の要因やきっかけは何だったんですか?」
-島川 「2022年の12月に、ぎっくり腰で欠場した時に阿竹さん(阿竹智史選手)が練習に誘ってくれてたんです。街道練習から筋トレ、阿竹さんの行っている鍼治療にも連れて行ってくれて、それがきっかけで体のケアの仕方とかウエイトの仕方、栄養面、休養面など考えるようになりました」
-星野「島川選手は練習熱心で有名ですが、オーバーワーク気味だったって事ですか?」
-島川「正にそれでした。今から思えば、ウエイトと練習のやり過ぎで体の神経までがやられていたんだと思います」
-星野「以前はどれくらいの練習量だったんですか?」
-島川「練習が9なら休みは1の割合でした。それが今は6:4に改善して、その分、ダラダラ練習していたのをぐっと集中させ効率よくできるようになりました。同時に身体のことも勉強して、トレーニングだけじゃなく、休養、栄養と全てのバランスが大切だってことを知りました」
-星野「かなりトレーニングに費やす時間も変わったんですね。メンタル面での変化はありましたか?」
-島川「そうですね。調子が悪い時は負けたらどうしようと思って、仕掛ける勇気が出なかったんですが、今は、負けたらまた練習すればいいと思えるようになりました。それがレースでプラスに繋がっていると思います」
-星野「前走の岸和田は位置をキープしてから仕掛けたり器用な立ち回りもされてましたね」
-島川「あれは流れの中でやりました。ああなったら気持ちでやるしかないですよね。下げたら勝負圏はないですから。それに、レースの幅を広げていくと周りからも戦いにくい相手だと思われる。無理に横をやる必要はないけど、展開の中で戦法の幅も広げていきたいです。それが、自分の得意パターンの展開にも繋がると思います」
-星野「島川選手の得意といえば、カマシ捲りですよね。昨年の和歌山記念では初日6番手からの捲りが決まって、復活の兆しか!と言われました」
-島川「そうですね。それまでは考えて練習も出来てなかったので、和歌山記念を迎えるまで(2022年の10月ー12月)は本当に悪かったんです。でも、あの捲りを決めた事がきっかけになりましたね」
-星野「2024年はさらにきっかけを掴みたいですね」
-島川「今年も和歌山記念がグレードレースのスタートになりますし、地元を走る時くらいのやる気と緊張感があります」
-星野「そのやる気が服装にも現れていますね(笑)」
-島川「確かに(笑)半袖を着てるのは僕だけですね(笑)それ位、楽しみなワクワクの緊張感なので、良いスタート切りたいです」
-星野「今年の目標はいかがですか?」
-島川「記念の決勝戦に安定して乗れるように頑張りたいです。そこを達成できれば、優勝も見えてくると思う。そのためにも、昨年の和歌山記念は準決勝で敗退してるので、今回こそクリアしたいですね」
-星野「明日からの戦いを楽しみにしています!」