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大宮競輪場の「東日本発祥倉茂記念杯(GⅢ)」が7日に3日目を迎えた。 9Rを走った小倉竜二と高原仁志に話を聞いた。
押さえた橋本優己が緩めたところを松本貴治が内抜け先行。
少々トリッキーな走りとなったが、小倉竜二-高原仁志が抜け出しワンツースリー。
レース後には番手を回った小倉が「松本君がまさか先行するとは…。でも、残り1周から徐々にペースを上げていって、良い先行だった。
この感じなら4コーナーまで誰も来られないなと思っていました」と松本を絶賛していた。
ただ最後にポツリ。「最後外に9番(高原)が来ていて、差されるかと思いましたよ。え? 9番車は高原君でしたか」。
すると、共同記者会見場の後ろで待機していた高原が「またまたぁ。オグさん分かっていたくせに(笑)。わざと言っているでしょう」のやり取りにその場にいた記者達に笑いが提供された。
「記事にしてもらおうと思ってぇ(笑)」と高原。
その言葉を聞き記者は記事にしたのだが、文字では現しきれない独特の徳島コンビの雰囲気にまんまと飲み込まれた。
ボヤキから入った高原だが「骨盤のケガでしばらく良くなかったけど、今開催はきれいに動いているし、上向いてきていますね。
今回は点数を持っている人(小倉)の後ろを回れていいるので恵まれています。
(ちょっと小声になりながら)後ろからオグさんのハンドル投げを見さしてもらいました」
と自身の好調の兆しに加え、先輩への尊敬の眼差しが伝わってきた。