FⅠ&FⅡニュース

名古屋競輪 共同通信社杯 G2 中本匠栄

2022/09/17

オグリューに任された中本匠栄『もう追い込みなんですけど…(苦笑)』

取材ゾーンの端っこの方で中本匠栄が「本当に僕でいいんですか!?」「やめた方がいいですよ!?」と小倉竜二を説得(?)している場面に遭遇。2日目に行われる二次予選B【9R】は吉田拓矢の完全先行一車で、中四国九州は中本匠栄-小倉竜二-桑原大志の結束となったのだが、どうやら中本はあまり自信がないようで、それで「僕でいいんですか!?」と確認していたのだ。

小倉…みんなが、たん、たん、たんじゃレースにならないでしょう(たん=単騎という意味)。自分でやったところで何もできないし(中本の)後ろに付いてます。今までの連係回数も多いんで。

中本…連係は確かに多いですけど、ただ多いだけで、実績はほとんどないじゃないですか(苦笑)。しかも今の僕はほぼ追い込みなのに…。小倉さんが期待するようなレースはできませんよ!?

小倉…構わん、構わん。よろしくな。じゃ!

2人のやり取りはこんな感じであっさり終わり、1人残された中本は「自動番組キツいな~」「こんなはずじゃなかったのに~」と泣き笑いの顔をしていたが、その後、桑原大志も挨拶に来て「よろしくね」と言われると、さすがに腹を括ったようで、「やれることをやる。それだけですね。車番も悪いし、できるレースは限られるけど、今ある力で精一杯頑張ってみます」と前を向いた。

この時点では分からなかったが、三重の坂口晃輔が最後に「吉田君ジカ」とコメントを出したので、吉田の後ろは初手から競り。これなら中本にもチャンスはあるし、その後ろのオグリューの突っ込みも十分ありそう。