競輪場特集

最後のびわこ競輪

2022/06/18

トリマクリ!keirin NAVIをご覧の皆様。こんにちは。

競輪研究で記者をやっておりますTKと申します。

簡単に自己紹介を致しますと、入社したのは2011年の2月。全く競輪、公営競技とは無縁の生活でしたが、縁があり競輪記者として働くことに。

1か月後、新米ペーペー記者の私は当時宮杯を毎年開催していた今は無きびわこ競輪場で先輩記者に手厚い指導を受けながらあくせくと働いていました。

そんな最中、初日勤務後に翌日の勤務地が変わる先輩記者が私にとあるお願いをしてきました。それは簡単に言うと車券の代理購入。

その車券の内容は12レース分2ー8-5の3連単車券を購入するというもの。いわゆるびわこ車券ですね。(かなり無理くりですが)

何故先輩はそんな285(びわこ)車券を私に頼んだのか?

実はその開催はびわこ競輪場最後の開催だったんですね。

先輩記者のお願いを私は快諾して1200円と記入済みのマークシートを持ち帰り帰宅したのですが、結局先輩との約束は果たせず285車券を買う事は出来ませんでした。

何故買えなかったのか?それは未曽有の大災害「東日本大震災」の発生です。

3月11日に初日を迎えたびわこ競輪最後の開催は最終日を終える事なく終焉を迎えたのでした。

競輪にタラればは禁句ですが、あの幻の285(びわこ)車券はもし順当に開催していたら、どうなっていたのでしょう。


万車券的中なら、筆者はご祝儀をもらえていたのか? それとも坊主、はたまたトリガミ!?

時は巡って高松宮記念杯は岸和田の地へ。

今年も熱いドラマが毎日繰り広げられています。

ぜひ現地に足を運んで競輪研究を片手に観戦にきてください。