アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
立川競輪「東京スポーツ杯(FII)」は8日に初日を迎える。チャレンジ予選(2R)を走る駒井大輔、渡邉直也に話を聞いた。
今節の立川競輪はキャラが濃い?
検車場へ入るやいなや、声をかけずにはいられない選手がいた。地元の駒井大輔だ。競輪選手にとって、サングラスは練習でもレースでも必需品。ただ、駒井が身につけているサングラスはスポーツサングラスとは何か違う…。
こちらの視線を察知した駒井は「これですか?『目に物を言わす』って言うじゃないですか。目つき、目くばせで自分の考えていることが周りに伝わっちゃうんですよ。レースもそう。別線に作戦がばれちゃう。それを防ぐためのサングラスなんです」と特殊?なサングラスを使用する意図を力説。
「半年ぐらい前から使っていますよ。レースの直前まで付けているって?いやぁ、それは発走前の気分によってですね」と話し、初日予選についても「初戦で数字を叩いているので、頑張らないと。自力自在で」とコメント。最後は石原軍団っぽいオーラでポーズを決めてくれた。
しばらくして、同じ2レースに出走する渡邉直弥を発見。こちらもサングラスをつけていた。S級経験もある渡邉は一昨年、昨年と骨盤や膝の皿を骨折する大怪我もあって今期はチャレンジ戦。
「来期はA級2班になるけど、(S級復帰へは)一戦一戦ですね。今は展開に応じた走りになっている。10月半ばの松阪ミッドから、ずっと中3日で競走で練習できていなかったのでパワーが落ちた感じ。今回は少し空いたので、ウエイトや回転系を中心に立川の風も意識しながらやってきた」と調整は順調な様子。
動く選手は二人のほかには自力勝負の高橋昭久、単騎でも奇襲カマシが目立つ村上皇。高橋-椿佳友の北日本の主導権で、中団確保から渡邉-郷坪和博が捲る展開と読むが、駒井-村上順規も展開ひとつ。波乱含みのレースとなりそう。