グレードレース

伊東記念のテーマは【原点回帰】56年前にタイムトラベルはいかがですか?

2023/11/28

こんにちは。トリマクリ編集部です。伊東温泉けいりん開設73周年記念のテーマは【原点回帰】。今回はみなさまにレトロなタイムトラベルをお楽しみいただきたいと思います。

そこで伊東温泉競輪場で地元競輪専門紙を発刊している小田競の倉庫を探索させてもらいました。するとなんと、昭和42年の伊東記念の新聞を発見いたしました。2023年を昭和換算いたしますと昭和98年になりますので、今から56年前の小田競新聞を発見。当時の新聞の販売価格は¥60でした。

初日の特選メンバーには数々の特別競輪タイトルを手にした輪界のレジェンドの名前が。「輪聖」と呼ばれる白鳥伸雄(千葉 期前)さんや稲村雅士(群馬16期 息子さんには成浩69期と好将81期)さん、競輪解説でお馴染みの工藤元司郎(東京16 娘さんには競輪アナウンサーとしてご活躍中の工藤わこさん)さんが出場しております。

1番車の白鳥伸雄さんの成績を見ると驚異的ですね。6場所の成績が載っていますが全て1着。直近10場所では26走中1着が25回、着外は1回。「輪聖」と呼ばれたのも頷けます。現代では予想する際に必ずヒントにする競走得点がありませんので、直近の成績や対戦相手がとても大切だったと思います。

特選の結果は本命の◎白鳥が捲り、〇稲村がゴール前抜け出して〇◎で決まって枠単1,120円は好配当ですから、白鳥の人気ぶりが伺えます。(すいません。敬称は省略させていただいております。)日曜日(晴)で入場者は6,974名ですから、今と比べると入ってますね。ちなみに伊東温泉競輪場の1日の最高入場者数は22,822名(昭和5014日)ですから、どんな状態だったのか想像すらできない数字です。この最高入場者数は「伊東市 伊東温泉けいりん30年のあゆみ」より抜粋させていただきました。その冊子を見ますと当時はバンク内に木が植えられていたり、池もあったことがわかります。庭園を思わせるような造りだったのですね~。

準決勝

9Rは「逃げの神様」高原永伍(三男)さんの弟 高原清多(5男)がHS先行。追走した◎稲村、その後ろの〇工藤で直線抜け出し、枠単で150円。

 10R阿部利美(宮城23期 息子さんは利光77期、貴光83期引退、英光89期)がHS先行。最終的に番手に入った◎白鳥、追う〇神谷恵幸(埼玉 期前)で抜け出して、枠単130円。

実は小生、阿部利美選手がB級で頑張っている頃、インタビューしたことがございます。前検日でしたので続々と出場選手が検車場に到着。タクシーから降りて来る(電車移動組)選手は小さめのバックひとつ(自転車は宅急便で送る)が多い中、大きな輪行バック(自転車が入る移動用のバック)を半開きのトランクから出して手に持つ阿部選手は目立ちました。小生は「エラいですね。商売道具は人に任せないんですか?」と宅急便で送らないことを質問したことがあります。すると「俺がエラいんでね~。運んでくれる新幹線がエラいんだ~。」の予想外の回答が。まさに金言だと思ったことを思い出します。自分の努力や苦労は二の次、ただただ感謝の気持ちを口にするカッコよさ。いまでも小生の胸に深く残っているインタビューでございます。

決勝戦は工藤BS捲り、付ける◎白鳥が4角一気でV。その後ろから〇稲村も猛然と迫りますが、内を突いた▲佐藤秀信2着に入り、枠単で840円。

 

56年前のタイムトラベルはお楽しみいただけたでしょうか。さて、今年の開設73周年記念G3「椿賞争奪戦」は初のナイター開催です。全国から参戦の強豪選手による優勝争い。どんなドラマが待っているのでしょうか。トリマクリでは毎日ホットな情報をお届けいたします。ぜひお楽しみください!

 

この記事を書いた人
編集部