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周防国府杯争奪戦in玉野競輪場は開催3日目を迎えた。決勝をかけた大一番ということもあってか特別観覧席は人、人、人。
地元記念6連覇が期待される清水裕友選手の応援グッズを身につけたファンに何人もすれ違った。
場内散策、目的は競輪場内2階にあるレストラン「FORQ」。岡山・瀬戸内食材を使った、塩とグリル料理を堪能できるお店だ。
まずは席を選び、テーブルにある数字が記入された札を持ってカウンターに向かう。メニューを選択し、オーダーが済むと店員さんが運んでくれるので、着席して料理を待つスタイル。
どのメニューも美味しそうで、実に悩ましい。なかでも、人気メニューは「カレー」と「エビ飯オムライス」だそう。
岡山県産の野菜をたっぷりと使用したデリプレートも、ヘルシーだし見た目も鮮やかで女子ウケ間違いない一品。
365日、カレーを食べたいほど無類のカレー好きの記者は、カレーをオーダー。
見晴らしの良いバンク側の席に腰をかけて、バンクを眺めて料理を待つ時間は競輪ファンにたまらない。また、店内にはオッズや場内の中継を放送しており、予想をしながら待つのも良し。
本日のカレー「ポークキーマカレー」が運ばれ、いざ実食。
少々スパイスが効いているが、玉ねぎの甘みが相まって辛いのが苦手な方でも気にならないぐらいの辛さ。
付け合わせには紫キャベツと人参のラペが添えてあり、彩りも鮮やか。サラダが付いて1,100円という値段はお得だ。
周囲を見渡すと、若いカップルやホテルの宿泊客と見られる家族の姿も。
食事を楽しんでいた向かいの席のご夫婦は、旦那さんが奥さんに「競輪たるものは…」と熱く力説。奥さんが「はいはい」と言わんばかりに楽しそうに耳を傾けている光景が、微笑ましかった。
また、店内のいたるところに競輪場を感じさせるアイテムが。照明にはハンドルが使用されていたり、以前、競輪場で使われていた廃材をリメイクして活用しているそう。
ホテルとお店を繋ぐ渡り廊下からも観戦可能で、真下には敢闘門が位置し、選手が検車場とバンクを行き来する光景を間近で見ることができる。
発走機に向かう選手の緊張感や、走り終えた選手の表情をこれだけ近くで見られるのは、玉野競輪場だけではないだろうか。
その渡り廊下を進むとギャラリーを発見。中に入ると、岡山所属の選手紹介をはじめとする展示物がズラリ。
「ジャンプチャレンジ」なるものがあり、どうやら競輪選手養成所の試験の一つである「垂直跳び」を体験できるコーナーらしい。自信のある方は挑戦してみては?
場内は綺麗だし、グルメも充実。バンク全体が見やすくて、競輪観戦にはもってこいの玉野。ぜひ旅打ちで訪れてほしい競輪場です。