グレードレース

【京王閣競輪開設74周年記念 ゴールドカップレース】3日目 ワンツーの岩谷拓磨と市橋司優人

2023/10/30

京王閣競輪場のナイター競輪「ゴールドカップレース(GIII)」は30日、3日目が行われた。5R選抜でワンツーを決めた岩谷拓磨(写真左)-市橋司優人(同右)の福岡コンビに話を聞いた。

 

市橋は「作戦通り。前を取って、あとは岩谷がカマして出切ると言っていた通り。誤算だったのはレース前に岩谷が『しっかり残してください』と言っていたし、自分も残すつもりだったんだけど、あいつに騙されて最後はしっかり踏み直されちゃった。作戦通りじゃなかったのはそこ!」と言うと、横に居た岩谷がニコニコ。

 

それを見た岩谷より年長の市橋はすかさず「ニコニコしてるんじゃねえよ(苦笑)」とツッコミを入れる。

岩谷は「市橋さんが前を取ってくれたおかげ」とフォローすると

市橋は「だろ!? あれで脚をだいぶ使ったからな」と応じる。

岩谷は「市橋さんがやる事をやってくれたので、あとは強い気持ちを持って、打鐘の3コーナーの降りを利用しながら徐々にスピードに乗せてっていう感じでした」。

そういう岩谷を見ながら、やっぱり市橋は横で悔しそう。

岩谷は「でも、自分が市橋さんに吉田有希を紹介して、自転車のセッティングを診てもらっていたんですよね」と振ると、

市橋は「そうなんですよ。2日目が終わった後に岩谷から『吉田有希君は凄いセッティングを診るのが上手い』と聞いたので、診てもらったら凄い感じが良くなっていた。だから今日(3日目)の指定練習で実際にバンクに乗って試してみるのが楽しみでしょうがなかったんです。で、乗ってみたら体と自転車のマッチングが良くてめちゃくちゃ感じが良かった。抜けはしなかったけど、岩谷のカマシに余裕を持って付いていけました。実戦を1走したので、明日(最終日)はもっと良くなるはず。また岩谷と一緒の番組だったら、今度こそブチ抜いてやりますよ」と岩谷をひと睨み。

 

ただ最終日の番組が発表されると、残念ながら市橋と岩谷は再度一緒とはならず別々。

市橋は「今度は自分でやる番組になったけど、しっかり1着を狙いたい」と気合を入れていた。

この記事を書いた人
渡辺