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弥彦競輪場の「第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は22日に幕を閉じた。 決勝12Rで優勝し、今年3冠を達成した古性優作に話を聞いた。
中団から捲って今年3度目のG1優勝を成し遂げた古性優作。
「今年一年間で3つも(タイトルを)獲れるとは思っていなかった。自分でもビックリです。
(前走の)久留米ではどうしようもなくて、その後に村上義弘さんから乗り方と間合いの取り方など、アドバイスをもらいました。
それが自分なりに出来たのかなと思います。アップや周回中から乗り方も感覚も良かったので、いけるかもという感覚はあった」。
「ただ、決勝は想定外のことが多かった。何も作戦は考えなかったです。後ろになる可能性も大きかったので。
犬伏君が押さえに来なかったのも予想外。本当にレースは生き物。瞬時の判断が出来たと思うし、冷静に走れたと思う。
4日間の中で冷静さ、感じは一番良かった。周回中から感覚が良くて良い感じで踏めていた。
後ろの落車は1周回ってから気が付いたくらいに集中も出来ていました」と古性はレースを振り返った。
そして、古性はグランプリを制覇しているため、パーフェクトグランドスラム(グランプリを含めたグランドスラム)まで残り2つ。
残されたタイトルはダービー(日本選手権競輪)と来月行われる競輪祭だ。
その事に関しては「ここまで来たら達成したいです。歴代で一年間の4冠達成なら史上初ですか?
それももちろん出来ることなら達成したいです。自分はしっかり練習をしている。
1回優勝して満足はしていないし、これからもこの気持ちでいきたい。
滝沢校長先生からはダブルグランドスラムを目指せと言われたので(笑)。今のところ2回獲っているのは全日選と宮杯だけですね」。
「今でもだけど、もっと強くなりたいしもっと上を目指したい。今まで以上に脚力や精神力も強くならないといけないですね。
毎日、一生懸命やって、意識していきたい。状態が上がってくる前に優勝が出来たのは嬉しいし、自信になります。
状態や色んなものが噛み合ってG1は取れると思う。勝てる確率を増やすためにもこれから頑張っていきたいですね」と締め括った。