グレードレース

【第32回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント】決勝戦レース後インタビュー

2023/10/22

優勝 古性優作

「今年一年間で3つも(タイトルを)獲れるとは思っていなかった。自分でもビックリです。(前走の)久留米ではどうしようもなくて、その後に村上義弘さんから乗り方と間合いの取り方など、アドバイスをもらいました。それが自分なりに出来たのかなと思います。アップや周回中から乗り方も感じも良かったので、いけるかもという感覚はあった」。

「ただ、決勝は想定外のことが多かった。何も作戦は考えなかったです。後ろになる可能性も大きかったので。犬伏君が押さえに来なかったのも予想外。本当にレースは生き物。瞬時の判断が出来たと思うし、冷静に走れたと思う。4日間の中で冷静さ、感じは一番良かった。周回中から感覚が良くて良い感じで踏めていた。後ろの落車は1周回ってから気が付いたくらいに集中も出来ていました」

 

2着 佐藤慎太郎

「小松崎大地がほんとにいい走りをしてくれました。犬伏の捲りは見えたけど、かなり上だったので、どうやって止めようか考えていたところで、古性が間から来たから、反応できなかったですね。(南をドカしたところは)自分としては最善の動きはできたかなと思います。今日のレースで小松崎大地は素晴らしい選手って再確認できたし、大地にも(タイトルを)穫ってほしいなって強く思いました。まあ、俺もまだ1本しか穫っていないから、まずは俺が穫って、そのあとだけどね(笑)」。

 

3着 渡部 幸訓

「必死に食らいついていたので最後3着かは分からなかったです。初GⅠで表彰台はデキすぎ。GⅠの決勝に乗れれば自分の競輪人生はある程度満足かなって思っていたくらいなので(笑)。今回の結果は自分の力というよりはラインの力なので、また初心に返って一戦一戦頑張ります」。

 

4着 南  修二

「優作に任せていたので自分は付いていくだけでした。付いていけなかったので力不足ですね。初手の位置とか全部任せていたし、自分からは何も言っていません。最後は離れてしまったけど、優作が勝ってくれたので」。

 

5着 諸橋  愛

「ジャンで大バック。それで差し込んでしまった。スタートで前だとどっちにしても8、9番手になるので後ろから行こうと。タイミングは任せる、勝てるところから行ってくれと言っていました。(ジャンの)2コーナーですぐに仕掛けなかったのがイタかった。あそこで行くと思って全部使っちゃったんで…。もっと細かく指示すればよかった? いやいや、そこまで言う必要はない。普段は敵だから。競輪も今日だけじゃないし、お互い手の内は全部見せられないでしょう。いや~、でも、犬伏が1周半くらい行ってくれれば、今の調子だったらチャンスはあったね。残念」。

 

6着 河端 朋之

「(1人で行った犬伏が)いい目標になって、僕も踏み込んでいったんですが、古性君も加速していたし、4コーナーでガシャンとなったのもあって…。自分は6(着)ですかね? 7くらいかな? (犬伏と組まなかったことに関しては)これが太田海也や取鳥雄吾なら譲れないけど、今日に関しては自力で行った方がいいかなと思って。今回のシリーズは単騎のレースが多かったし、自力っぽい風を切るレースはできなかったけど、この舞台を経験して、また走りたいなって強く思いました」。

 

7着 小松崎大地

「もっと自信を持って、逃げ切れると思って仕掛けていればまた違ったんでしょうが…。そこまでの自信を持って駆けられなかったのが敗因です。あと何回チャンスがあるか分からないし、しっかり勝負しようと思ったんですけど、こういう展開でもしっかり勝負できる脚を作るのが第一だと思いました。これで諦めないで、必ず穫るって気持ちで今後も頑張っていきます」。

 

8着 犬伏 湧也

「出切れていたらチャンスだったと思います。そこだけでしたね。今日はもう一発狙って、後ろから押さえに行ったとこ出切れたらチャンスだったんですが…。難しかったです。状態は悪くなかったのであとは組み立て。今度は中四国でどれだけ(決勝に)乗れるかが大事になってきますね。また鍛え直して次頑張ります」。

 

9着 和田健太郎

「初手は中団のライン。結果的にもう1つ前に行けていれば面白かったかな。(落車したところは)あそこはちょうど絡むところ。落車すべくしてした感じですね。しょうがないです。怪我はいまのところ大丈夫。やせ我慢かもしれませんが…。決勝までは3連勝で勝ち上がれたけど、この落車で結局プラマイゼロか、マイナスになっちゃったかも(苦笑)。まあ、それでも、まだ頑張れるっていうのを再確認できたので、しっかりケアしてまた次のレースに向かいます」。

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