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高松競輪 2日目
興呂木雄治・山中貴雄 選手
初日5Rで一緒に走った興呂木雄治選手と山中貴雄選手のレース後の会話が面白かった。レースは興呂木が前受けから新人の尾方祐仁の番手で粘り山中貴雄との競りに。尾方が焦って緩めたところを斉藤敦がカマシ、興呂木は切替える勢いそのままに捲ってマークする安藤雄一とワンツーを決めた。
山中「作戦で興呂木が前を取ったら番手で粘りそうだから一回押えに行くと見せかけてやめて、一気にドーンと行くってなってたんだよ。それが普通に押さえちゃって。俺はアレ?って。そりゃ粘られるよねぇ。」
興呂木「俺だって粘りたくはなかったですよ。でも新人がこれだけいて初日から自分でやるって想定してなかったですもん。やるしかなかったんですよ~。すいませんでした。」
山中「そもそもお前なんかがこの森(チャレンジ)に来ちゃだめなんだよ。ここは平和な森だったの。ウサギやリスが楽しく暮らしていたんだよ。そこにアライグマ(興呂木)が来ちゃダメ。外来種(競走得点の高い選手)に生態系を荒らされちゃうんだよ。」
レース後で負けて悔しい思いもあるだろうに冗談を交えて話せる山中はいいなと思えた。勝負は勝負。終わったことは仕方ない。実にスポーツマンらしく対応する姿は見ていてすがすがしい。