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【PIST6】山田義彦の筋力は主婦並み?! 千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で15日から「PIST6 Championship」の「セカンドクォーター」ラウンド19が開幕。準決勝A(4R)に出走する山田義彦に話を聞いた。
『ミスター大ギヤ』。
PIST6で使用可能な『5.67倍』の大ギヤを駆使する山田義彦の愛称である。大ギヤを踏みこなせない選手が多い中、山田は優勝3回、準優勝7回と抜群の実績を残す。
過去18度の参戦で、これまで決勝を逃したのはわずか2度のみ。また、決勝までの勝ち上がり戦において確定板を外したのは3度だけ。
ギヤ倍数が大きくなればなるほど、トップスピードは速くなる。しかし、踏み込むためには力が必要で、かつ加速するまでに時間がかかり、細かな動作もしにくい。
だが、山田は違う。周りの動きに立ち遅れることがない。一体、なぜか。山田は言う。
「筋力は主婦並みらしい。前検日前日に病院で計測したら、お医者さんがそう言っていた(笑)。筋力はないけど、『体の使い方』でカバーしているってことなんでしょうね。病気で寝たきりの時期もあったし、自転車どころか歩行訓練からでしたから。そういった経験も活きているのかも」
3着に終わった二次予選は「要所要所の判断ミスがなければ2着はあった。稲毛君にフタする作戦。前にも河端さんにやったけど、2回やって上手くいっていないし、もうやらないかな(苦笑)」と話した。
また「最近は仕掛けが遅いことが多いし、もう少し早めに仕掛けたい」と今節のテーマを掲げる。新鋭が揃った準決勝A。山田は大ギヤとテクニックを駆使し、し烈な戦いに挑む。