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【PIST6】PIST6開幕1周年!地元の雄・根田空史が振り返る

2022/10/01

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で1日から「PIST6 Championship」のサードクォーター ラウンド5が開催される。一次予選F(6R)に出走予定の根田空史に話を聞いた。

 明日102日、開幕から1周年を迎えるPIST6。開幕戦にも参加し、地元の雄として活躍する根田。今回が6度目の参戦となるが、これまでに2度の完全優勝を果たしており、申し分ない成績。地元千葉から初の優勝者も根田だった。

 

――まずは開幕から1年を振り返って感じることはありますか?

 

根田:まだ1年?という感じ、開催数が多いですからね。ゼロから始まって、1年でここまで形になったのは凄いことだと思います。今までの競輪の歴史からすると、PIST6はまだまだ始まったばかり。これからですよね、徐々に知名度も上がってきていますしね。今後に期待しているし、盛り上げていきたい。

 

――知名度といえば、先日、PIST6参加選手から世界チャンピオン(※)が誕生しましたね!

 

根田:マスターズW優勝、凄いですよね!向日町記念が終わってから映像をチェックしましたよ。いやぁ、日本のおじさんたちは強いっす(笑)。やっぱり『競輪』というものがあるからですよね。海外の選手たちは競技から一線を引いたら、それで終わりなので。(競輪は)日本が誇るスポーツだと思います。それに、なかなかこんなに長く続けられるプロスポーツは少ないですからね。

(※市本隆司、伊藤信がマスターズ世界選手権で共に優勝)

 

――長きに渡り競輪界をけん引されてきた村上義弘さんが引退を発表しましたが、根田さんご自身は引き際を考えることはありますか?

 

根田:とりあえず、子どもが仕上がるまでは現役でありたいかな。

 

――え、お子さんが競輪選手として“仕上がる”ってことですか?!

 

根田:違う、違う(笑)。二人の息子がいて、自分の父親が競輪選手だということは理解しています。長男にいたっては「絶対に競輪はやらない」と言っていた。怪我もそうだし、自分が練習から帰ってきて疲れ切っている姿をずっと見ているからか「そんなに苦しいことはやりたくない!」って。根性がないから(笑)。

 

――父親の根性を見せましょう(笑)。向日町記念から中2日での参戦、状態面はいかがでしょう?

 

根田:中2日はキツい。全然、力が入らない感じでフワフワしています。前回のPIST6から小田原、向日町と全てのレースでバックを取っているし、そりゃ疲れますよ~(苦笑)。前回から使用している新車(ルック)のセッティングがいい感じになってきて、脚を回せるようになったけど、その分ギヤの重さを感じる。一応、ギヤを換えずに走る方向ですが、まだまだ試しながらになりそうです。

 

実は、前回のPIST6前の地元・松戸開催でも3日間バックを取っている。少々お疲れ気味な根田だが、タイムトライアルでは自己ベスト10220に迫る10244の一番時計。おそるべし…。やはり力の違いを感じるし、新車もかなりいい具合にマッチしている印象だ。根田と同じく完全優勝の経験がある若手ホープ・福永大智をはじめ、S級で活躍するライバルたちを迎え撃つ。ふなっしーならぬ、“たかっしー”の活躍に注目だ!