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和歌山競輪場 大阪・関西万博協賛競輪
8月10日から4日間にわたって開催される大阪・関西万博協賛競輪GⅢ。オールスターの直前とあってスーパースターは不在だが、その分実力は拮抗。普段は脇役に甘んじる面々が目の色々を変えて優勝を狙ってくる。期待の若手も多く、猛暑を更に熱くする激戦が展開されるはずだ。
競走得点上位ツートップは熊本の追い込み屋2人。塚本大樹と中村圭志だ。特に塚本の方は先般玉野でS級初Vを飾るなど乗れているが、共に自分でレースを作るタイプではない。
緒方将樹(熊本)平尾一晃(長崎)立部楓真(佐賀)ら若手機動型を巧く操縦して勝ち上がりを目指す。
(塚本大樹)
(中村圭志)
やはりレースをリードするのは自力型。
注目は地元近畿のエース格でもある大阪の岡崎智哉と、落車から復調途上ではあるが福井の小森貴大。遠征の面々を迎え撃ち大立ち回りを演じる。
自在性も兼ねて何でも出来る高久保雄介(京都)、破壊力ある一発が魅力でもある中井俊亮(奈良)、近況脚勢好調の池野健太(兵庫)も活躍が期待される。
地元勢では貴志修己、古賀勝大、藤田勝也と3名が出場。地元5割増しでレースに臨む。
(岡崎智哉)
(小森貴大)
(池野健太)
東の遠征勢で総合力上位は飯野祐太(福島)。同県の酒井雄多の存在は大きいが、北日本の自力選手は少なく特に直前、嵯峨昇喜郎(青森)が欠場となってしまったのは痛手。ただ、目標いなければ自らタテ、ヨコと器用な立ち回りで活路を切り開く。関東では小林泰正(群馬)、蕗澤鴻太郎(群馬)、黒沢征治(埼玉)活きの良い自力選手が揃っており、要注目だ。
(飯野祐太)
ここに来て活気を取り戻すのは香川の石原颯。近年はケガとの戦いが続いたが、近況レースを見るに迫力が戻って来た印象。
同県の原誠宏や池田憲昭、徳島の堤洋、木村隆弘、山形一気ら経験豊富な追込勢の援護も受けて捲り屋を封じ込める豪快な逃走劇を開始する。
(石原颯)