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名古屋競輪「開設74周年記念・金鯱賞争奪戦(GIII)」は26日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る守澤太志に話を聞いた。
守澤は開口一番「全然ダメですね」と、前走のサマーナイト(函館)を振り返った。「初日特選(3着)はシンプルな展開だったので。レース勘が鈍っているというか、対応ができていないし、まだしっくりと来ない感じです。だけど、脚の方は上向いていると思います」。
ダービー(平塚)の落車で頸椎骨折の大怪我を負って、1か月後の高松宮記念杯(岸和田)で復帰。前走サマーナイトを走って、今節が復帰後3場所目。高松宮記念杯では「状態は『5割』も戻っていない」という状況だったが、現在は果たして。
「前走が終わって色んなところを修正して練習ができたし、どこまで戻せているか。練習でやってきたことを実践でしっかりと発揮できたら。落車前と比べると今の状態は『7、8割』ぐらい。このあとはオールスターを控えているし、ちょっとでも上積みを図りたいですね」。
7月20日に誕生日を迎え、38歳最初のレース。「38歳の意気込みですか。やっぱり無事に怪我なく走りたい。いい年になりますように?いやぁ~、いい“歳”ですからね(笑)。何とか頑張っていきたい」と話すその言葉には熱がこもっていた。この男の『完全復活』が待ち遠しい。