FⅠ&FⅡニュース

福井記念 G3 二日目

2023/07/23

豪快に逃げ切った松井宏佑

「目指すべきところは近くにいる」

 

ナショナルチームを卒業し、本格的に「競輪選手」として活躍を続ける松井。今年は一発目の立川記念で好スタートを切るとずっと安定した成績を残している。直前のサマーナイトでも決勝3着。確実にひと皮むけてレベルアップに成功した。

 

 

初日は脇本雄太を不発にする先行勝負。自身は逃げ潰れたが、あのレース内容は着以上に評価できる。

「昨日は脇本さんに自力で勝てたし、自信になりました。今日は同県の龍さんが付いていたし、主導権は取ろうと思っていた。回している感じは悪くなかったしあとは微調整。自転車がもう少し噛み合えばもっと良くなるはず」と手応えを掴んでいるようだった。

 

 

以前の松井ならカマシや捲りなどタテ勝負オンリー。それが最近になって捌きや位置取り、自力選手として戦法の幅が拡がってきた。

「ナショナルを辞めて走りたいようにレースを走れている。目指すべきところは近くにいるので」

 

爆発的なタテ脚に自在性が加われば鬼に金棒。神奈川には郡司浩平という最高のお手本が存在するし、これからドンドン強くなっていくだろう。