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6日から大宮競輪場で『アサヒビール杯(F2)』が開催される。 初日 ガールズ予選①の6Rに出走する小林莉子に話を聞いた。
小林は前走の岸和田G1でのパールカップ決勝で落車。
その後、中19日で今開催は追加での参戦となった。
「前回の落車で後頭部を打ってしまった。脳挫傷で安静にしないといけない期間もあったし、動くと気持ち悪くなってしまったり。練習をしたくても、するまで少し時間が掛かってしまいました。むしろ骨を折った方がよかったかもってくらい。体の痛みはなかったけど、気持ち悪さがキツかったですね」と顔をしかめる場面もあった。
ただ、G1では持ち前の位置取り、捌きが光っていたように感じる。決勝での落車は本人も悔しかったようで「決勝は自分に期待してくれたお客さんもいたので、申し訳ない気持ちが大きい。お客さんの為には自分は走るしかない。走っていって少しでも返していけたら」と勝負師の顔になった。
今開催が終えると函館で行われるガールズケイリンフェスティバルが待っている。
「年末のグランプリに出るためには一本も逃せない。(落車明けで)走ってみないと正直分からないけど、参加するからには頑張ります」と締め括った。
先を見据えるガールズ1期生の小林。前走の落車を跳ね除け、意地の走りを見せる。