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青森ミッドナイト競輪 島田茂希に話を聞いた
10日より青森ミッドナイト競輪「オッズパーク杯」が初日を迎える。チャレンジ・1、2班戦ともに若手が多く斡旋されていて熱戦が繰り広げられそうだ。さて、今回は競輪からやや離れてある選手の趣味を紹介したい。
記者は以前取材したことのある高橋昇平から「自分の絵なんて大したことありません。それよりヤバイのが島田茂希さんの方ですよ。自分からみればあれは『神』レベル」と称賛していた島田選手に行き会えたので話を聞いてみた。
「いやー、自分の趣味をあまり人には話さないし…」と話していたが、高橋選手から絵の話を聞いた旨、説明すると快応じてくれた。
「絵はもともと幼少の頃から好きで描いていました。親父(島田徹:引退)から『へぇーうまいね』くらいしか言われませんでしたけど。選手になる前から描いていて、なってからも開催毎に時間があれば描いています」と言ってハードケースの中に大事にしまってある大きな手帳らしきものを見せてくれた。
島田選手の絵は細部に渡って実に精細だ。「特に絵の構図などは何かを参考にしているのではなく、自分の頭に浮かんだ人物像をそのまま下絵として描いて、それをさらに描き足していくんですよ。最近は絵のレベルを上げるために風景画なども描いています。これは全体的にすごく細かくなってしまって、簡単には描き上げるのは難しいのですが、レベルアップになりますよね。参考にしていると言えば、自分の好きな漫画とか絵の展示会なども競走後に時間があれば見たりしていますね」と話してくれた。
さすが高橋昇平が「神」と言わしめただけの島田。その画力は相当なレベルにある。「本当は画力より脚力をあげないといけないんですけどね(笑)。自分の画力は上がってきているので、今度は「脚」の方も上げられるように頑張ります」と笑って応えてくれた。島田選手の新たな一面が見られて本当に良かった。