FⅠ&FⅡニュース

5月6日 平塚日本選手権競輪 最終日 決勝を終えて(~三着まで)

2023/05/07

平塚競輪日本選手権競輪が終わりました。

最終日はあいにくの荒天の中、レースは行われ、最終的に5133名の入場者を記録しました。連日の熱戦、記者席からも伝わってきましたし、「特別競輪らしく」盛り上がっていた開催でした。

なお、節間を通しての売上げは14,263,910,600円でした。


そんな熱戦を制したのはこの人!


日本選手権競輪 優勝 山口 拳矢(岐阜117期)

「レースはあの並びになった時点で犬伏君が主導権を握るのかなと。そのラインの後ろからという感じでした。もう後ろの様子はわからず、前だけを見ていました。二コーナーでは行けたと思ったのですが、清水さんが出て行ったのが見えたので、かぶる前には行こうと。意外と感触が良かったので良い所から踏めたけど、慎太郎さんにブロックもらってスリップした感じだったので。でも距離も短かったしとりあえずもう一回踏んでと。抜いた感触はあったけどビジョンを見て自分が(映像に)抜かれていたので、そこで確信した感じです。自分が特別を勝ったという衝撃が大きくて、感情が追いついていないです。未だに信じられないです。(表彰式で父・山口幸二氏のインタビューを受けていましたけど、いかがでしたか?)あの、もうちょっと泣きそうになるかなって思ったけど大丈夫でした(笑)。何となく(自身が勝った岐阜)共同通信社杯の時と同じような感じでいけそうな感じはありました。決勝という感じで優勝では無かったですけど。嬉しいですね。父は初めての特別が三十歳の時(一宮オールスター)だったので、それまでにはと思っていました。とりあえず、その前に達成できて良かったです。この優勝で来年はS級S班になるけど、意識しないというのは難しいですけど、自分らしさは崩さない様にしたいです。(今後は)もちろん他の特別もそうですが、グランプリ確定したのでそこを目標に。次は(5月18日からの玉野)F1だけどレースを走りながら調子を維持できたら良いなと思っています。」




優勝したのは山口拳矢選手。単騎でも見事なレース運びでG1初優勝を飾りました。




悔しい二着だったのは清水裕友(山口・105期)

(犬伏が)あれだけ行ってくれたのに申し訳ない。頑張ってくれて強かったけど正直直線で一杯。パコりました。影が見えなくて最後の最後にやられた。去年の事を思えば変化もあったし緊張もした。GⅠの決勝で中四国の後輩と連係して勝ちきれずに期待に応えられなかったのは悔しいです。」


三着に入ったのは存在感を示したベテラン、佐藤慎太郎(福島78期)

「清水が強かったし、犬伏もカカってた。それに新山も勝ちに行くレースをしたからね。脇本を意識したうえで。想定通りの展開にはなったんですけど、弱かったですね。あのコースなら脚があったら優勝まであった。最後は脚力の問題。ぎりぎりの状態で余裕無く戦っている感じ。101%の力で戦っているので。もう時間もそんなに残されていないし、残された時間を集中していくしか。でも力を出し切れなかった悔しさじゃなく、出し切った上での悔しさなので。次のモチベーションにはなりますね」。




来年は平塚にてオールスター競輪が開催されます。こちらの方も宜しくお願いします。