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立川競輪場で6日から「サンケイスポーツ杯(FⅡ)」が開催されている。 4RのA級選抜に出走予定の梶應弘樹に話を聞いた。
梶應は1992年の読売新聞社杯全日本選抜競輪で優勝もしているタイトルホルダー。2020年にA級陥落とはなったが、57歳という年齢を感じさせない走りが魅力の選手。
4月初めの別府開催から同門でもある橋本強のフレームを使っているそうだが、その前に使っていたフレームも橋本のフレームだったそうだ。「長い間使ったからくたびれちゃってね。成績を見てもらっても分かるけど、変えてから感じはいいんだよ」。
「強は特別(競輪)でやれるようにって寸法を変えたんだよ。自分は強と背格好も似ているから使わなくなったフレームを使わせてもらっているんだよ」。
フレームの話がキッカケではあるが、橋本の話を聞かせてくれた。
「師匠は同じ伊藤豊明さんだけど、最後の方の弟子だったんじゃないかな。学生の頃から強くてスター候補生で入ってきた。強かったんだけどね、伸び悩んでいたね。ただ、強は地道にコツコツやって強くなるタイプ。この間やっと記念(昨年の松山記念)も獲れたし、次は特別で結果を出して欲しいね」。
「強は自分とスタイルが似ているのもあってね。なんだか応援したくなっちゃうんだよ」と笑顔を溢しながら締め括った。
今回は惜しくも勝ち上がりは逃してしまったが、まだまだタテ脚は健在。これからも年齢を感じさせない走りで競輪ファンを魅了し続ける。